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PMS(月経前症候群)で処方される薬は?重度のPMSの場合は?

      2015/11/29

毎月やってくるPMSの症状。
症状の内容や、程度には個人差があるものの、嫌な気持ちになるものですよね。
食事やサプリメントで改善しようと思ったけれど改善しない、またはすぐにでも楽になりたい!という女性には、婦人科への受診をおすすめします。

 

また、生理前になると会社や学校を休んでしまう、子供にまで手をあげてしまう、もしくは手をあげそうになってしまう…。ここまでの症状が出ている人も、婦人科を受診することをおすすめします。
恥ずかしい話、私自身もそうでした。子供に手をあげなくても、ヒステリックにまくしたてる、夫を殴る…。DVですね…。でも、これもPMSを治療することで全くなくなりました。

 

けれど、実際どのような治療になるのか、薬は効果はあるのか…など不安に感じる女性の方も多いですよね。
今回の記事では、PMS(月経前症候群)の場合に医療機関で処方される薬についてお話ししていきたいと思います。

 

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PMSの治療に使われる薬

PMSで悩んでいたら、基礎体温とピルがおすすめ』の記事内でもお話ししたように、PMSの症状は女性によって実にさまざま。中には、複数の症状が組み合わさっている女性もいます。

 

PMSの症状には150以上、200以上もあると言われるほど。
しかも、その症状に対する苦痛の度合いも人によって異なります。つまり、PMSで治療してほしいと考える女性によっても、薬に期待する内容に違いが出てきます。
そのため、婦人科の医師も様々な薬を使い分けることになります。

 

基本的に、まずは問診を行い、PMSの診断がついたら、生活指導、そのあともしくは同時に薬で治療を開始するという順番になります。

 

薬での治療には、大きく分けて次の4つの方法があります。1つずつ解説していきましょう。

 

鎮痛剤・精神安定剤による対症療法

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頭痛や腹痛などが主な症状のPMSの場合で、それ以外に苦痛に感じる症状がないケースであれば、この治療法になります。
痛い時だけ、症状が出たときだけに飲む鎮痛剤が処方されます。また、イライラが酷い時は、精神安定剤を処方されることもあります。

 

この治療法は、根本的な原因の解決にはなりません。しかし、もっとも辛い時を楽にやり過ごせるようになるので、精神的には楽になります。

 

ですが、この鎮痛剤を飲むことにためらう女性がいます。
『飲み続けていると効果が薄れてくるのでは』『飲み続けることで、将来の妊娠に影響がでるのでは』ということです。しかし、これは普通に用法と用量を守っていれば心配する必要はありません。

 

鎮痛剤に関しては、生理痛や月経困難症にも効果的です。
この場合は、痛くなる前に飲み始めることが大切になってきます。詳しくは、『生理痛の緩和方法 薬の効果的な飲み方からおすすめの食べ物まで』の記事内でもお話ししていますので、そちらも参考にしてみてください。

 

漢方薬による漢方療法

全身の不調を改善したり、バランスを整えるのに力を発揮するのが漢方薬です。
漢方薬に対して、副作用が少ない、穏やかな作用をイメージする女性も多いことから、漢方薬の処方を希望する女性も多いです。

 

しかし、漢方薬も『薬』ですので、副作用がでる場合もありますし、おだやかな作用が多い漢方薬の中でも急激な作用を発揮する漢方もありますので、注意が必要な場合もあることを忘れないでください。

 

PMSの種類によって、実に様々な漢方が処方されることになります。
PMSの人に処方される漢方には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などがあります。
これらの漢方薬はほんの一例です。詳しくは『PMSや更年期の症状に効果あり!ホルモンバランスを漢方で整える』の記事内で書いていますので、そちらも参考にしてください。

 

一般的に、漢方は長く飲み続けることで効果があらわれてくると言われています。
今日飲んだからと言って、明日効くというわけではないのです。最低でも2カ月続けてほしいところですが、それでも効果を感じられないようであれば、主治医に相談をしましょう。その場合、違う漢方薬を処方してもらえるようになります。

 

ピルによるホルモン療法

ピルでPMSを治療できると聞いて驚かれる方もいるかと思います。
ピルとは、経口避妊薬のことです。ピル=避妊のための薬と連想する女性が多いのは仕方がないことですよね。
ピルには、避妊の効果だけでなく、子宮内膜症の軽減、月経困難症の改善など様々な効果があります。そのひとつにPMSの改善効果もあります。

 

ピルは、ホルモン療法の一種ですが、次項でお話しするGnRH製剤やダナゾールと違い、長期に渡って服用することが可能です。また、危険な副作用もほとんどありません。
とても使いやすく、PMSの症状全般に効果があるので、現在のPMS治療において最もポピュラーな薬になっています。

 

ピルに含まれるエストロゲン(女性ホルモンの一種)の量によって、『高用量ピル』『中用量ピル』『低用量ピル』の3種類のピルがあります。
避妊やPMSの改善目的には、低用量ピルが処方されます。

 

低用量ピルを飲むことによって、自然の状態でいるよりも卵巣ホルモンの変動を抑えることができるため、PMSの症状が改善されると考えられています。
ただし、PMSに関してピルの効果には個人差があります。低用量ピルのなかでも、様々な種類のピルがあります。同じピルでも効果を感じる人もいれば、効果を感じない人もいます。自分に合わないな、と感じたら、主治医に相談すれば違うピルへと変更できますので、自分にあったピルを見つけることが出来ます。

 

また、ピルの副作用を心配する方も多いですよね。
特に有名な副作用としては、『吐き気』。他にも、胸のハリを感じる人もいます。これらの症状は一過性であり、心配することはありませんが、もし合わないと思ったら、違うピルに変更してもらえば大丈夫です。

 

ただし、高血圧の方、ヘビースモーカーの方など、条件によってはピルを飲めない人、飲むのに注意が必要な人もいますので、婦人科で判断を仰ぎましょう。

 

ピルについては、私自身もPMS対策として長年服用しています。詳しくは『避妊のためだけじゃないピルの効果。副作用は怖くない』の記事内で書いていますので、参考にどうぞ。

 

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GnRH製剤、ダナゾールによるホルモン療法

このホルモン療法は、重症のPMSまたはPMDD(月経前不快気分障害:簡単にいうと重度のPMSのこと)に用いられる治療法です。

 

PMSは、生理のある女性にしか起こりませんよね?ならば、生理が起きないようにしよう、というのがこの治療法です。薬を使って、閉経に似た状態に持ち込む治療法もあるのです。

 

この治療に使うのは、GnRH製剤とダナゾールの2種類が主なホルモン剤です。
いずれも、排卵をストップさせ、子宮内膜の増殖を止めます。これらの薬は、子宮内膜症の治療にも使われます。

 

この治療法はPMSの改善に効果的ですが、長く使用することは出来ません。
GnRH製剤には、点鼻薬と注射があります。副作用としては、卵巣ホルモンが激減して更年期と同じような状態になるため、のぼせやほてりなどの症状が見られます。
また、長期的に使用することで、骨量が低下するなどの問題が生じます。ですので、6カ月程度の使用にとどめるべきとされています。

 

また、ダナゾールは飲み薬です。卵巣ホルモン(エストロゲン)に対抗する男性ホルモン系のホルモン剤になります。
副作用としては、ニキビがでやすくなったり、体毛が濃くなるなどが見られます。また、まれですが肝障害が起きる可能性があるため、定期的な検査をする必要があります。

 

さいごに

女性ホルモン向上ラボ

いかがでしたか。
PMSと言っても、人それぞれ症状が違うように、治療法も人それぞれです。その治療が一番優れているのか、といことはありません。自分に一番合った治療法を見つけていくことが、重要なのです。

 

妊娠していないのに、産婦人科になんて行きたくない、恥ずかしいと感じる女性もたくさんいます。ですが、この少子化の時代、多くの産婦人科が婦人科へのウェイトを大きくしてきています。

 

なかには、女性ならではの全体的な不調や不快感、悩み、痛みを和らげようとトータル的な視点で治療しようとする専門医も増えて来ました。
産婦人科はもちろんですが、『女性外来』『レディースクリニック』『ウィメンズクリニック』といった看板を掲げているところが、あなたの近くにもありませんか。

 

最初の一歩は勇気がいるというのは、私にも十分わかります。
ですが、その一歩踏み出すことによって、これからの女性としての人生が180度変わると言っても過言ではありません。

 

少し勇気を出して、大切な自分のために、PMSの治療を始めてみませんか。

 

 

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