自分の口臭が気になって、人とスムーズに話せない。
口が臭いと思われたら嫌で、口を開けて思い切り笑えない…。
口臭は人には言えない、デリケートなトラブルですよね。
実は、女性の中にはひそかに自分の口臭に悩んでいる人も多いのです。
口臭が気になって仕方がない人、あれ?臭う?と少しだけ気になる人も、少しチェックしてみましょう。
もしかすると、病気が原因の口臭の可能性もあるかも知れません。
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目次
あなたの口臭、本当にだいじょうぶ?
口臭チェック項目
自分に当てはまる項目はないか、チェックしていきましょう。
- 歯肉が赤く、プクっとしている
- 歯肉から出血する
- 歯肉からうみが出る
- 穴のあいた虫歯がある
- 唾液が少ない
- 舌に苔のようなものがついている
- 胃の調子が悪い
- ニンニク、ネギなど、においのある食べ物が好き
- 口臭が気になって、話すときに口を手で隠してしまう
いかがでしたか?
1~5の項目に当てはまる人は、虫歯や歯周病などの口の中の炎症が原因で、口臭が発生している可能性が高いです。
歯科へ行って、治療をしてもらえば収まるはず。
口臭に悩む人の約8割に歯周病が見られるとも言われています。
6~7の項目に当てはまる人は、胃腸が病気になっていることが原因による口臭かも。
思い当たるものがなければ、ストレスによるものかも知れません。
8の項目に当てはまった人は、このあと紹介するケア方法で、口臭を抑えられるようになります。
また、9の項目にだけ当てはまった人は、本当に口臭がするのか、自分だけが気になっているのか、見極める必要がありそうです。
下記で紹介するケア方法にプラスして、歯科で口臭テストを受けてみるのもオススメですよ。
口臭はドライマウスの可能性も
口腔乾燥症とも呼ばれるドライマウスは、唾液が十分に分泌されていない状態でおこります。
軽い段階では、口の中のネバネバ感、虫歯や歯垢の増加、口臭などの症状がみられます。
そして、重症になるにつれて強い口臭、舌の表面のひび割れなどがみられるようになります。
唾液には、細菌の繁殖を防ぐ成分が含まれており、唾液が少なくなると、口の中の細菌が増殖してきます。
それによって、虫歯や歯周病、口臭などが起こりやすくなるのです。
こんな人に口臭が!原因を知ろう
口臭と言っても、その原因はひとそれぞれ。
先ほどの口臭チェックも踏まえて、自分の口臭の原因をまずは知りましょう!
虫歯、歯周病にかかっている人
虫歯があると、口の中の感染が起こりやすい状態になります。
また、歯周病が進行すると、歯ぐきから出血したり、膿がたまったりします。
それを細菌が分解することによって、口臭の原因になります。
すでに、虫歯や歯周病がある人は、まず治療を。
完治すれば、口臭はほとんどなくなっているはずです。
緊張しやすくて、ストレス解消が苦手な人
極度に緊張したり、ストレスの多い日々が続きリラックスできずにいると、唾液の分泌が減少して口の中の自浄作用が弱まってしまいます。
それによって、口臭やドライマウスが引き起こされてしまうのです。
間違ったブラッシング方法を続けている人
歯の表面だけを磨いただけで満足していませんか?
実は、それだけでは汚れは落ちたことにはなっていないのです。
時間がない、疲れている、面倒くさいなど…磨きたくない理由は色々と出てくるものですが、口臭はもちろん虫歯や歯周病の原因にもなりかねません。
予防のためにも、しっかりと歯ブラシをするようにしましょう。
柔らかいものばかり食べている人
現代の食生活では、噛む必要のない、柔らかい食事が好まれる傾向にあります。
そのような食生活ばかり送っていると、唾液の分泌が少なくなってきてしまいます。
それがドライマウスの原因となり、口臭が発生してしまいます。
口臭・ドライマウスを改善する5つの方法
では、口臭をなくしたい、ドライマウスを改善したい場合には、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、5つのポイントに絞ってお話しします。
正しい歯磨き方法をマスターする
歯垢がつきやすい歯と歯の間、歯と歯肉の境目、歯の裏側をチェックしてみましょう。
鏡をみながら、丁寧に歯ブラシをするのがおすすめです。
毎食後に磨くのが理想的ですが、回数よりも磨きかたを重視してください。
何回磨いても、適当なブラッシングでは意味がないですよね。
一度、歯科を受診し、歯磨きのプロに指導してもらうのもオススメです。
また、歯ブラシが反ってきたら、新しいものに交換するのも大切ですよ。
また、それにプラスしてほしいのが、舌苔の除去。
ブラッシングが完璧でも、舌苔が残っていては口臭を取り去ることは難しいのです。
ただし、とり過ぎると舌を痛めてしまうので注意してください。
歯ブラシで舌の奥から手前に2~3回軽く拭う程度でOKです。
TV『ジョブチューン』でも紹介された顎下腺を押す方法
TBS『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』でも、紹介されたドライマウス、口臭対策の方法の一つ。
あごの骨の下にある『顎下腺』(写真○印)を指で刺激する方法です。
左右にあるので、そこを押してみましょう。
ここを刺激すると、じゅわ~っと唾液が勝手に分泌されます。
唾液の分泌が少ないと感じている方は、時々ここを押して刺激してあげるのも効果的です。
よく噛んで唾液の分泌を促進
上で紹介した顎下腺への刺激も効果的ですが、やはり普段からの習慣づけも大切。
口臭もドライマウスも、唾液の分泌量が原因でもあります。
殺菌効果をもつ唾液の分泌を増加させるには、良く噛む、緊張をほぐすなどが効果的です。
噛みごたえのあるものを選ぶようにしたり、リラックス法を身につけるなど、自分なりに工夫していくのも口臭、ドライマウス対策には大切です。
生活習慣の見直しをする
口臭の原因になる舌苔。
この舌苔は、体調が悪かったり、緊張で口の中が乾燥したり、アルコール、刺激物、タバコやコーヒーのとりすぎで付着しやすくなるもの。
自分の生活を振り返ってみましょう。
規則正しい生活を心掛けて体調を整える、アルコール類の飲み過ぎには注意するようにしましょう。
ケアグッズを上手に利用しよう
消臭効果のあるスプレーなど、市販の口臭ケア対策グッズを利用するのも手。
緊張すると唾液の分泌が減って、口臭が起こりやすくなりますが、グッズを使ってにおいをコントロール出来ているという安心感が、口臭やドライマウスの予防に役立ちます。
とくにおすすめなが、ペパーミントなどが配合されたマウスウォッシュ。
爽快な香りが口臭を抑えるだけでなく、殺菌作用があるものも。
体調がすぐれなかったり、妊婦さんでつわりが酷くて歯磨きが出来ないという方にも、おすすめですよ。
さいごに
いかがでしたか?
口臭は、どうしても他人には相談をしにくい問題なので、一人で抱え込んで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
寝不足や睡眠不足、寝起きや緊張した時などに、口の中が乾いて口臭が気になるのは、誰でも同じ。
これらの場合は、すぐに改善することが可能ですし、普段から予防することで防ぐこともできます。
自分で気にし過ぎている場合もありますので、あまり気にしないということも大切かなと思います。
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