オイルは太る元、というイメージはもう過去のもの。最近では塗ってよし、口にしてよしという美容にいいイメージが広がっています。
とは言っても、摂りすぎると体に悪いオイルも存在するため、どのようなオイルが美容にいいのか見極めなければいけません。
そこで、今回は美容にいいオイルと摂りすぎ注意なオイル、そして数多くある美容オイルの中から女性が摂るべきオイルをご紹介していきます!
スポンサーリンク
目次
カロリーを気にしてオイルをカットしすぎると老け肌に?
油分不足で乾燥肌が進行する
ダイエットで肌が荒れたり、体調が悪くなるのは細胞の元気がなくなるから。細胞は酸素や栄養、水分などから作られますが、細胞自身をコーティングしているのは実は油分なのです。
ダイエットでカロリーオーバーを気にして、あらゆる脂質をカットすると、細胞を守っている油分が不足して、細胞が活性酸素(老化物質)などでダメージを受けて傷ついてしまいます。
また、女性は年齢を重ねるとともに皮脂分泌が少なくなり、肌が乾燥しやすくなります。
皮脂分泌が不足すると、肌を守るバリア機能の一つである皮脂膜が弱くなり、紫外線や摩擦刺激を受けやすくなって老け肌が進行してしまうのです。
油分不足は脳や内臓にも影響する!
細胞だけではなく、脳や内臓にも油分は必要です。
特に脳は、およそ60パーセントが油分なので、脂質が不足すると頭がぼーっとしたり、集中力がなくなってしまう可能性も考えられます。
美容にいいオイル&摂りすぎ注意のオイル
積極的に摂りたい美容にいいオイルは「オメガ3」と「オメガ9」
オメガ3のオイル
オメガ3が含まれるオイル
- 亜麻仁油
- えごま油 など
オメガ3とは不飽和脂肪酸の一つで、現代日本人の食生活では不足しがちなオイルです。
EPA、DHA、αリノレン酸が豊富で、血液をサラサラにして血行をスムーズにします。栄養をしっかり補給するためには、生の状態で摂るのがポイント。
ドレッシングがわりにサラダに、ヨーグルトにトッピングするのがオススメです。
オメガ9のオイル
オメガ9が含まれるオイル
- オリーブオイル
- アボカドオイル
- マカダミアナッツオイル
- アーモンドオイルなど
酸化しにくく、熱にも強いオイルです。
悪玉コレステロールを減らして、動脈硬化リスクを下げるヘルシーなオイル。便を柔らかくして便通をスムーズにするので、便秘気味な方にオススメ。
摂りすぎ注意なのは「飽和脂肪酸」と「オメガ6」
飽和脂肪酸のオイル
不飽和脂肪酸が含まれるオイル
- バター
- 生クリーム
- 肉の脂身
- 乳脂肪分
- ラード など
動物性の脂が多く、摂りすぎると血管にへばりつき、血液がドロドロになってしまいます。
しかし、口にすると満足度が高く、美味しいので完全にカットするとストレスが溜まってしまいますよね。動物性の脂を摂るときは、野菜をたっぷり添えましょう。
血液をサラサラにする玉ねぎを必ず取り入れると、リスクを抑えて脂質を上手に摂取できます。
オメガ6のオイル
オメガ6が含まれるオイル
- サラダオイル
- コーン油
- サンフラワーオイル
- マヨネーズ
オメガ6も不飽和脂肪酸の一つ。必須脂肪酸ですが、現代の日本人の食生活では摂りすぎの傾向があるため、不足しがちな美容にいいオイルを中心に摂るように意識して、量を抑えるようにしましょう。
摂りすぎると、肌の炎症を進めてニキビなど肌荒れを引き起こします。
調理油に多いので、美容にいいオイルで熱に強いオイルを炒め油に使い、揚げ油はオメガ6のオイルを使う、というように使い分けてみてください。
オメガ6のオイルの中でも、「グレープシードオイル」は抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノールが豊富に含まれます。熱にも強いので調理油にオススメです。
ダイエットで控えるべきなのは「トランス脂肪酸」
健康にも美容にも悪いのが、人工的に作られたトランス脂肪酸のオイルです。欧米各国では体への悪影響から使用を禁止している国もあるほど。
スナック菓子やスイーツ、冷凍食品などに使用されることが多いため、原材料をチェックして摂取を控えるようにしましょう。
トランス脂肪酸が含まれるオイル
- マーガリン
- ショートニング
- コーヒーフレッシュ など
飲むオイルの疑問をスッキリ解決!
オイルを口にしても太らない?→糖質や脂質のかわりに摂る
美容にいいオイルでも、大さじ1杯で10カロリー近くあります。オイルに合わせて、糖質や脂質たっぷりの食事を続けていれば、カロリーオーバーする可能性が高いです。
オイルを口にしても太らないコツは、オイルを摂取するかわりに糖質や脂質の量を抑えること。また、普段使っている調理油を美容にいいオイルに変えるだけでも、美容効果が期待できます。
食用オイルを肌に塗ってもオーケー?→肌には専用の美容オイルを使おう
美容にいいオイルでも、食用と化粧品用では成分が異なります。
化粧品用のオイルは、肌に使ってもいいように加工されているものがほとんど。食用オイルをそのまま肌に塗ると、刺激が強くて肌荒れを引き起こす可能性があります。
食用は食用、化粧品用は化粧品用と用途をしっかり分けてくださいね。
エイジングケアにぴったりなのは「亜麻仁オイル」
シミやシワ、たるみなどエイジングトラブルの原因になる活性酸素(老化物質)。この活性酸素を取り除く抗酸化作用の強い亜麻仁オイルを取り入れて、体の中からエイジングケアをしましょう。
亜麻仁オイルは、抗酸化作用のほか、肌の潤いをキープ、血行促進、肌の炎症予防にも良いオイルです。生で摂取するべきオメガ3系オイルなので、料理の仕上げにトッピングして使いましょう。
- 1日の摂取目安量:小さじ1
- 相性のいい料理、食材:ヨーグルト、サラダ、冷奴、パスタ、リゾットなど
乾燥肌に油分を補給する「マカダミアナッツオイル」
マカダミアナッツオイルには、皮脂の主成分である「パルミトオレイン酸」が豊富に含まれています。乾燥肌や加齢で皮脂分泌が少なくなっている肌をサポートし、皮脂膜の働きを正常にして肌をガードします。
酸化しにくく、熱に強いオメガ9系オイルなので、調理油に使うと良いでしょう。
肌馴染みが良いので、肌に使う美容オイルにもオススメです。化粧品用のマカダミアナッツオイルをキャリアオイルとして、精油を加えれば手作りのアロママッサージオイルも作れます。
- 1日の摂取目安量:いつも使う調理油として使用可能
- 相性のいい料理、食材:炒め物、スープや味噌汁など
-
-
【スッキリ】マカダミアナッツオイルに注目!ヘルシーで美容・健康に
1月13日放送の日本テレビ情報番組『スッキリ!!』内のコーナー『ピンナップ』で紹介された、マカダミアナッツオイルについて ...
体イキイキ!「MCTオイル」はダイエット効果あり
MCTオイルとは、中鎖脂肪酸のこと。最近ではコーヒーにMCTオイルを小さじ1加えて朝食がわりにする、MCTオイルダイエットで話題になりました。MCTオイルは、摂取してからの分解スピードが早く、素早くエネルギー補給が可能です。
そのため、朝食をMCTオイル入りのコーヒーだけにしても、エネルギーがすぐに補給されるため、頭がぼーっとすることなく日中を過ごせます。ダイエット目的でオイルを取り入れたい方にオススメのオイルです。
- 1日の摂取目安量:30グラムまで(1食で小さじ2杯まで)
- 相性のいい料理、食材:コーヒー、スムージーや野菜ジュース、納豆、サラダ
-
-
【サタデープラス】認トレで脳が若返る!カレーとMCTオイルで認知症予防!
11月19日放送のTBS『サタデープラス』で特集された、『40歳から始める認知症予防!認トレスペシャル』について詳しくご ...
まとめ
今回ご紹介したように、オイルには体にいいもの、悪いものがあります。良質なオイルは現代の私たちの食生活では不足しがちなので、積極的に取り入れることが大事です。
良質なオイルで体の中から健康的な肌作り、エイジングケアを行いましょう♪
スポンサーリンク