8月28日放送のTBS『健康カプセル!ゲンキの時間』で紹介された、『ゲームで脳を活性化!?体力強化から認知症予防まで!大人のためのゲーム講座』について詳しくお伝えします!
今、自宅ではテレビゲームを楽しみ、街ではゲームセンターでゲームを楽しむシルバーゲーマーが増えているって知っていましたか?
あまり良くないイメージを持っている人も多いかと思いますが、認知症などの症状を回避できるメリットがあるのだそう。
では、さっそく詳しく見ていきましょう!
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目次
ゲームが脳を活性化する!?
鈴木史朗さんもシルバーゲーマー
番組では、フリーアナウンサーの鈴木史朗さん(78歳)が、シルバーゲーマーの代表として登場しました。
ゲームをすることで、ストレス解消によく、モヤモヤも吹っ飛ぶと鈴木さんは言います。
ちなみに、番組で鈴木さんが腕前を披露したのはテレビゲームのバイオハザード。
このゲームは次々出てくるゾンビなどを倒したり、逃げたりしながら、絶望的な状況から生還を目指すサバイバルホラーゲーム。
世界中で人気を博しているゲームです。
鈴木史朗さんも、ゲームをすることで脳の活性化を実感しているそうです。
本当にゲームで脳の活性化をはかることができるのでしょうか?
ゲームで脳の活性化が出来る!?
ゲームと身体の関係について解説してくださったのは、元東京大学大学院情報学環の教授、馬場章先生。
馬場先生自身も、大のゲーマーだそうです。
馬場先生の研究では、ゲームをする人としない人で、6つの能力を比較したのだそう。
その6つの能力とは、以下のものです。
- 達成力
- 遂行力
- 思考力
- 集中力
- 動体視力
- 瞬発力
馬場先生によると、研究の結果、6つの能力すべてにおいて、ゲームをする人の方が能力が上回っていたのだそう。
6つの能力が役立つ場面とは?
ゲームをする人の方が、6つの能力が上回るということですが、実際の生活の中ではどのように役立つのでしょうか。
例えば、高齢になると注意力が低下し、人とぶつかりやすくなってしまいます。
ですが、動体視力や集中力、瞬発力があればとっさに避けることが可能です。
そして、思考力や達成力、遂行力があれば、『人がこの角から出てくるかもしれない』と予測して事前に対応することが出来ます。
脳年齢も若返る!
危険を回避する力が高まるだけでなく、他のメリットもゲームをすることで得ることが出来ます。
大阪在住の加三さん(79歳)は、還暦のお祝いでお孫さんからもらったテレビゲームをすることが日課。
そんな加三さんに脳年齢チェックを行ったところ、なんと30代相当の脳年齢であることが判明しました。
これは驚きですよね。
ゲームで脳の若返りも可能という事です。
ゲームが自宅にない人はどうしたらいいの?
自宅にゲーム機がないという人には、手と脳を同時に使う作業をするのがオススメです。
日曜大工や料理でも似た効果を得ることが出来るそうです。
ゲームのやりすぎはもちろんNG
ゲームが脳を活性化するといっても、やはりやりすぎは健康を害してしまいます。
適度な時間で楽しむようにしましょう。
適度に楽しむことで、様々な能力アップにつながります。
クレーンゲームで脳が若返る!?
クレーンゲームで脳年齢が若返る
新潟在住の荒井さん(77歳)は、接骨院の院長として現役で働いているシルバー世代。
そんな荒井さんは、休みの日にゲームセンターでクレーンゲームをするのが息抜きの方法なのだそう。
収録当日も、2時間で30個もゲットするほどの腕前です。
諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀先生によると、クレーンゲームでは前頭葉や頭頂葉が連動しながら活動するのだそう。
クレーンゲームでは、前頭葉で計画を立て、頭頂葉で空間認識をします。
その2つが連動してボタンの押し加減を調整しているのです。
年齢を重ねると、この2つの連動がうまくできなくなります。
そのため、地図を覚えられなかったり、部屋の片づけがうまくできないと言う人も。
荒井さんにも脳年齢をしてもらったところ、40代相当の脳年齢と判明。
やはり、ゲームで脳が若返っていることが分かりますよね。
ゴミ投げでも同様の効果
ちなみに、自宅でクレーンゲームと同様の効果を得るには、ゴミ投げが効果的。
丸めたティッシュや髪をゴミ箱へ投げ入れてみましょう。
入るか入らないか程度の距離にゴミ箱を置きます。
目標物との距離を測ることが、クレーンゲームと同じ刺激となります。
ゲームセンターが健康の源として人気!
ラジオ体操を実施している店舗も
今、ゲームセンターに多くの高齢者が集まっていることはご存知ですか?
私もよく家族と行くのですが、シルバー世代のお客さんが増えたな~と実感しています。
高齢者が多く集まるゲームセンターでは、お茶の無料サービスや血圧計の設置、足ツボマットなどを置いているお店もあるのだとか。
しかも、ラジオ体操を決まった時間に流しているところも。
ラジオ体操で身体を動かすことで血流が良くなり、腰痛・心臓への負担・呼吸器疾患などに良い効果が期待できるのだそう。
なんて親切なゲームセンターなんでしょうか…。
高齢者の憩いの場としても
また、脳の活性化だけでなく、憩いの場として活用している人も多いようです。
ゲームセンターで知り合った人と、外に出かけたり、レジャーに出かけたりする人たちも。
ゲームセンターの存在が、楽しく健康で長生きにつながるようになってきているのです。
高齢になっても人とのかかわりを楽しく続けることは、認知症やうつの予防、社会性の維持にもつながると期待されています。
休日は、家族やお孫さん、ご近所さんとのコミュニケーションツールとして、ゲームを活用してみるのもいいかもしれませんね。
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運動に抵抗があっても出来るゲーム“ゆるスポ”!
なかなか運動するきっかけがない…
ゲームもいいですが、やはり身体を動かすことも元気に生きていくには欠かせないものです。
でも、腰痛やひざ痛などが原因で運動できなかったり、そもそも運動が苦手と言う人も少なくないですよね。
運動をするにもきっかけがない、自分に合った運動方法が分からない、仕事を引退してから運動不足を感じていると言う人でも手軽に出来る運動方法があるそうです。
おすすめは“ゆるスポ”!
運動が苦手、身体に負担をかけずに運動を楽しみたいと言う人にオススメなのが、ゆるスポと言われるもの。
ゆるスポとは、ゆるいスポーツの略です。
スポーツ弱者をなくそうという発想から考案されたスポーツです。
小さい子供からお年寄りまで楽しめるようになっているのが特徴です。
楽しみながら普段しない動きをすることで、いつの間にか身体が鍛えられている…というのがゆるスポの狙いです。
ゆるスポはどんなことするの?
では、実際にゆるスポではどのようなことをするのでしょうか?
番組で例として紹介されたものがこちら。
打ち上げ花火
天井の的へ風船を投げ、的の中心に近いほど豪華な花火の映像が流れるというゲームです。
この運動で、首のストレッチ、肩にある僧帽筋のストレッチが出来ます。
また、腕をしっかり上げて行うことで、肩の可動域の強化にもつながります。
スポーツかるた
ルールは普通のかるたと同じですが、取った札のお題に挑戦する必要があります。
お題には、健康になれるお題が書いてあり、身体の健康をセルフチェックできるようになっています。
バランス力をチェックできる札も中にはあります。
年齢を重ねるとバランス力が衰えやすくなり、筋力の低下や平衡感覚の衰え、姿勢の崩れなどが原因です。
つまずきやすくなったり、自転車に乗れなくなったりと、日常生活に支障が出ることも。
ゆるスポをするには?
ゆるスポ協会では、定期的に体験会をしているそうです。
チャレンジしてみたい!という方は、こちらの協会ホームページをチェックしてみてくださいね。
>>>ゆるスポ協会の公式ホームページはこちらから
さいごに
いかがでしたか?
ゲームセンターで高齢者の方が遊んでいるのを見て驚いた経験がありますが、みなさんとても楽しそうなんですよね。
私もゲーマーなので、これはいい傾向だ!と感じていました。
抵抗がある方も多いかと思いますが、意外と楽しいものですよ。
みなさんも、楽しみながらゲームをしてみてくださいね。
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