7月24日放送のTBS『ゲンキの時間』で紹介された、『年をとっても良く聞こえる!解明!聴力アップの秘訣』について詳しくお伝えします!
年齢を重ねると聞こえずらくなってくる耳。
聞き間違えも多くなってきてしまいますよね。
年齢だから…と諦めている方も多いようですが、実はまだあきらめる必要はないのです!
今回、番組では年を取ってからでも聴力がアップできる方法が紹介されましたよ。
では、さっそく詳しく見ていきましょう!
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目次
年を取ると耳が聞こえずらくなるのはナゼ?
老人性難聴は高齢者の孤立を引き起こす
耳が遠くなってしまうと、家族や周りの友人などとコミュニケーションのトラブルが起こりやすくなってしまいます。
それによって、孤立や引きこもりにつながってしまうケースが増えています。
そして、この孤立は認知症のリスクを高めてしまうのです。
アメリカでの調査によると、難聴がある人はない人に比べて認知症へのリスクが高まることが判明しました。
標準的な聴覚がある人と比較すると…
- 軽度の難聴…2倍
- 中度の難聴…3倍
- 重度の難聴…5倍
という結果に。
難聴には大きなリスクがあることが分かりますよね。
有毛細胞の破壊が難聴の原因に
では、なぜ年を取ると耳が聞こえずらくなってしまうのでしょうか。
音は耳に入ると鼓膜で増幅され、蝸牛で電気信号に変換されます。
その電気信号が脳へと伝わることで、私たちは音を認識できるようになっているのです。
蝸牛のなかには、まるで毛のように見える有毛細胞があり、その有毛細胞が伸縮することで音は電気信号に変換されます。
ところが、年を取るとこの有毛細胞が壊れていってしまいます。
外側にある高い音を感知する有毛細胞から壊れていくため、高齢者は高い音が聞こえ辛くなるのです。
有毛細胞の再生方法はなし
東京大学医学部耳鼻咽喉科教授の山岨達也先生によると、壊れてしまった有毛細胞を治すことは不可能なのだそう。
そのため、難聴を諦めてしまう人が多いのですね。
聴力アップの秘訣をご長寿神業職人に学ぶ!
音叉職人の本田さん
番組では聴力アップの秘訣を知っている人物として、本田泰さん(83)が登場しました。
本田さんは、音叉作りの名人です。
音叉とは、楽器の調律や聴覚検査などで用いる特定の高さの音を発する道具のこと。
本田さんはこの音叉作りで最終調整の担い手なのです。
音叉は事前に調整されているものの、どうしても誤差が生じてしまうのだとか。
そのため、わずかな差を聞き分けながら、最終調整を行う必要があるそうです。
本田さんの聴力を調べたところ、聴力は80歳の平均値と同じでした。
では、なぜ難聴にならないのでしょうか?
老人性難聴は子音が聞き取りづらくなる
山岨先生によると、本田さんは長年にわたって音の高さを聞き分けているので、聴覚ネットワークが鍛えられ、ある程度の年齢にいっても音の聞き分けが出来ると考えられるのだそう。
聴覚ネットワークとは、音に関係している脳内の神経回路のことです。
私たちは本来、耳からの情報を脳に伝達するとき、必要な音のみを選択できています。
ですが、年をとるとその選択が出来なくなってしまうのです。
また、年を取ると高い音から次第に聞き取りづらくなってきます。
人の声の場合、母音(あ・い・う・え・お)は低音なので比較的聞き取れますが、子音は高いことが多く聞き取りづらくなります。
子音のなかでも、か行、さ行、た行、は行、ぱ行は聞き取りづらいと言われています。
若い時にははっきりと聞き取れていたものが、年をとると雑音との聞き分けや子音の聞き取りが低下し、何を言われているのか分からなくなります。
そこで重要になってくるのが、聴覚ネットワークなのです。
聴覚ネットワークを鍛えると類推ができる
人は会話を聞いている時、すべての音声を聞き取っているわけではありません。
会話の時に重要なキーワードを取り出して、会話内容を把握しているのです。
このキーワードを取り出すことを類推といい、聴覚ネットワークのひとつの大事な働きになっています。
この聴覚ネットワークを強くして挙げることで、難聴を改善することが出来るのです。
聴覚筋トレで聴力をアップ!
聴覚筋トレで聴覚ネットワークを鍛えよう!
では、山岨先生オススメの聴覚筋トレで聴覚ネットワークを鍛えましょう。
大事なのは、類推する聞き取りを鍛えることです。
それを鍛えることが出来れば、難聴の改善・予防が可能になります。
聴覚筋トレのやり方はとても簡単です。
音の響きが似た言葉を書き、1人がランダムに読み上げもう1人が復唱します。
例えば、父(ちち)・吉(きち)・七(しち)・一(いち)などのフレーズですね。
読み上げる時に、口の動きから推測できないように、背後から出題をしてください。
音に集中して、聴覚ネットワークを鍛えましょう!
難聴の高齢者に話しかける時の注意点
口元が見える位置で話しかける
難聴のお年寄りに話しかける時に、耳元で大声で話しかけようとしますよね。
実はこれ、NG行為なんです。
声が全く聞こえていないわけではないので、耳元で大声で話しかけると耳を痛めてしまう原因になります。
口元が見えるように正面で話しかける、ゆっくりと丁寧に話かけることが大切です。
言葉の言い換えで聞こえやすく
また、聞き間違えをなくすために、会話の仕方にも工夫してみましょう。
『七時(しちじ)』を『ななじ』と言い換えるなど、言葉を工夫してあげるだけでも、会話がスムーズに進みます。
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耳鳴りが起こる原因はなに?
難聴が原因になっていることも
現在耳鳴りに悩んでいる人の数は全国で約1000万人とも言われています。
実際に鳴っている音ではなく、頭の中で何か音が聞こえると言うのが耳鳴りです。
キーンという耳鳴りは健常な人でも聞こえる場合もありますが、難聴の人が特に耳鳴りを感じやすい傾向があります。
つまり、耳鳴りを感じる人は老人性難聴の可能性が高いのです。
音が聞き取りづらくなると、脳はその音域を必死に聞き取ろうとして興奮状態になります。
その結果、脳内へのさまざな電気信号を音として感知してしまうのです。
それが、耳鳴りとして現れてしまうのです。
耳鳴りがひどくなることで、睡眠障害になったり、精神的に追い詰められてうつになってしまう人も。
とても健康リスクが高いものなのです。
耳鳴りには補聴器がオススメ
かつては、耳鳴りを改善する方法が確立されておらず、我慢するしか方法はありませんでした。
山岨先生によると、耳鳴りで難聴がある場合は補聴器が効果的なのだそう。
補聴器=音の増幅というイメージですが、耳鳴りにはなぜ補聴器が良いのでしょうか?
老人性難聴で聞こえが悪い人に補聴器を使うと、聞こえが良くなります。
そして、聞こえが良くなり、周りのいろいろな音が入ってくることで耳鳴りを抑えることが出来るのです。
聞こえない音域を補聴器で補完して聞こえるようにすることで、脳の興奮を落ち着かせるという方法です。
補聴器の進歩が凄い!
近年、補聴器の進化が著しいものがあります。
デジタル化によって、昔よりかなり進歩しています。
使用者の難聴の度合いに合わせて聞こえない音域だけを増幅することが可能になっています。
軽量・小型化されているので、補聴器への敷居もずっと低くなっています。
補聴器相談医に相談を!
補聴器の中には、周りの雑音を下げる効果を持つ補聴器もあります。
なんでも音を大きくすれば良いというものではないので、聞き取り・難聴の度合いを検査したうえで、その人に合った補聴器を作ることが大切です。
全国には、約4000人補聴器相談医がいます。
補聴器のタイプや調整具合を診断し、認定補聴器専門店を紹介してもらえますので、利用しましょう。
突発性難聴にも注意!
中には、ある日突然片方の耳だけが聞こえなくなるという突発性難聴を起こす人もいます。
耳の脳梗塞とも呼ばれる病気で、耳の細胞が死んでしまう前に治療することが重要になります。
遅くとも1週間以内に受診しないと症状が治り辛くなるので、早めに受診をしましょう。
耳の悩みをハチの子でケア!
こちらは株式会社プロアクトから発売されている『ハチの子800』。
株式会社プロアクトは現ココカラファインの元相談役であった山本健一さん(薬剤師)が立ち上げた健康食品会社です。
薬剤師の立場から、安全・効果を重視した健康食品を販売されています。
この『ハチの子800』は、耳の悩みを持つ人に人気のサプリメント。
低分子のハチの子を800mgも配合しています。
さらに人気のイチョウ葉エキスにストレス社会対応成分GABAを追加配合し、 より実感できるサプリメントになっています。
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詳しくは、メーカー公式ホームページをチェックしてみてくださいね。
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さいごに
いかがでしたか?
私の父も、最近耳が聞こえづらくなってきたようで、他人ごとではない内容でしたね。
ちょっと補聴器の話もしてみようかと思っています。
みなさんも、耳の健康を維持できるようにしてくださいね!
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