「年齢よりも若く見られたい!」という願望は男女関係なく誰もが持っているもの。
美容やスポーツなど、見た目年齢を若くするために様々な努力をしているという方も多いのではないでしょうか?
実はこの見た目年齢をダウンさせるためには、姿勢がポイント。
姿勢がいいというだけで、5歳は若返って見えるんです。
でも、なかなかキレイな姿勢をキープするのは難しいですよね。
そこで、ここでは4月1日放送のTBS「健康カプセル!ゲンキの時間」内で特集された「姿勢で若返り&体の痛み大改善」について詳しくご紹介していきます。
若返って見えるだけでなく、体の様々な悩みも解消できる「姿勢」にぜひチャレンジしてみてくださいね!
スポンサーリンク
目次
プロカメラマンが伝授!若く見える姿勢の正し方
まずはどんな姿勢だと若く見えるでしょうか?
今回、若く見える姿勢の正し方を教えてくださったのは、プロカメラマンの木村武士さん。木村さんはミスユニバースの公式カメラマンで、人を若く美しく撮影するプロフェッショナルです。
木村さんによると、まず「人から見られているという意識を持つこと」が大切なのだそう。
そこからさらにポイントがあるそうなので、詳しく見ていきましょう!
猫背の人は片足を1歩前へ!
猫背の人は、片足を1歩前に出すと体が不安定になり、上半身のバランスをとろうと自然と背筋が伸びやすくなります。
なで肩や、顔のたるみが気になる人も、この状態で待っているだけでスッキリ見えるようになります。
1歩前に足を出すだけで見た目にどんな変化が?

足を1歩前に出すだけで見た目年齢に変化が!
3人のモニターで検証した結果、この1歩前に足を出す姿勢だけでかなりの変化が見られました。
- なで肩が改善され上半身がスッキリ
- 目が広がり、顔もシャープに
- 顔のたるみが軽減
- 体型全体が細く見える
- 横から見ると下腹が目立たなくなる
と、美姿勢を意識するだけでこれだけの大きな変化が!
姿勢を正すと皮膚が引っ張られ、顔も体も若々しく見えるんですね。
姿勢は体にも影響を与える!
姿勢が悪いと起こるカラダの不都合
北里大学医療衛生学部 北里大学病院整形外科の高平尚伸先生によると、姿勢は体にも影響を与えるといいます。
- 肩こり
- 首こり
- 腰痛
- 関節痛
- 頭痛
- 逆流性食道炎
と、内臓にまで影響してくることもある姿勢。
長時間悪い姿勢を続けると、理想的な背骨のS字カーブが崩れてしまいます。
すると前や後ろに傾いてしまい、首に大きな負担がかかり、僧帽筋が緊張して血流が悪くなります。
それが、肩こり、首コリ、関節痛、腰痛など体の不調の原因となるのです。
あなたはどっち?悪い姿勢タイプは2種類
高平先生によると、悪い姿勢には「亀タイプ」と「ゴリラタイプ」の2種類があるのだそう。それぞれ原因が違ってきますので、自分がどちらかチェックしておきましょう!
“亀タイプ”は猫背の人
亀タイプは骨盤が後傾し、頭が前に突き出ているタイプのこと。いわゆる猫背の人がこれに当たります。
主な原因として、パソコンをのぞき込むなど長時間の悪い姿勢が原因になります。
この亀タイプの人は、肩こりや首の痛み、頭痛、背中通を引き起こしやすいという特徴があります。
他にも、むくみも起こりやすいのも亀タイプの人。
背中を丸めると深呼吸をしにくく、血液の循環が悪くなりむくみやすくなると高平先生は指摘します。
亀タイプのチェック方法
自分が亀タイプかチェックする方法で調べてみましょう。
まず、壁に向かってイスに座り、つま先とひざを壁につけます。
そして、つま先とひざをつけたまま立ち上がってみましょう。
立ち上がれましたか?
亀タイプの人は重心が前にあるため、体を前に傾けないと立ち上がることが出来ません。
このチェック方法が出来なかったということは、亀タイプになります。
“ゴリラタイプ”は反り腰の人
もう一つの悪い姿勢の種類がゴリラタイプです。
ゴリラタイプは骨盤が前傾し、お尻が後ろに出ています。いわゆる反り腰の人ですね。
このゴリラタイプはハイヒールを履いている人がなりやすいので要注意。
ハイヒールは重心が前になるため、上半身でバランスを取るうちに反り腰になりやすいです。
またメタボの人も、お腹のせいで体が前のめりになるのを戻そうとして反り腰になりやすくなります。
ゴリラタイプの人は、腰痛になりやすい特徴があります。
反り腰になることで腸腰筋や大腿四頭筋が凝り固まり、それらの負担を軽減するために他の部位に負担がかかります。
それによって、腰痛やひざ痛、股関節痛になりやすいのです。
とくに負担がひざにかかると、つまずきの原因にもなりやすく、転倒に注意するようにしましょう。
ゴリラタイプのチェック方法
ゴリラタイプも簡単にチェックする方法があるので、「もしかして?」と思う方は調べてみましょう!
まず、足を肩幅に開き、片足を一歩前に出してひざを曲げながら腰を下げます。
前に出した足のひざは90度になるように意識し、背筋が曲がらないように意識しましょう。
ひざを伸ばし、ゆっくり元の位置に戻し、もう片足も同様におこないます。
できましたか?
ゴリラタイプの人は大腿四頭筋や腸腰筋が凝り固まっているので、上半身をまっすぐ保てずフラついてしまいます。
スポンサーリンク
「壁スクワット」と「巻きタオル」で姿勢を改善!
では、姿勢を良くしたい!という方のために、高平先生が伝授してくださった「壁スクワット」をご紹介します。
この方法は亀タイプ、ゴリラタイプの両方に効くので、今日からさっそく始めてみましょう!
壁スクワットのやり方
- 壁に向かって足を肩幅に開き、つま先を壁につける
- 手を頭の後ろで組み、お尻を突き出すようにひざを曲げる
- この時、ひざが壁に軽く触れるくらい曲げるのが目安
- 1セット5回×1日3セットをおこなう
この壁スクワットは、姿勢に関係する背中やお尻の筋肉を同時に鍛えることができます。
後ろに倒れるおそれのある人は、壁に手をつけて行ってもOKです。
巻きタオル
壁スクワットにプラスして、巻きタオルを使った姿勢改善方法にもチャレンジしてみましょう。
- バスタオルを丸める
- イスの背もたれの下に置き、お尻の後ろ半分をのせて座る
これだけで、傾いて骨盤を正しい位置に戻してあげることができます。
慣れてきたら、少しずつ外してもOKです。
スポンサーリンク