今回は、今話題の腸内フローラと肥満の関係性についてご紹介していきます。
腸内フローラ=腸内環境を整えることで、健康になるばかりでなく、ダイエットにも有効になるのだとか!
ですが、腸内環境を整えるために何から始めたらいいか分からない人も多いですよね。
腸内フローラを整える効果的なヨーグルトの選び方もご紹介します。
ここではテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』で紹介された、『腸内フローラが長寿と肥満に関係があった!?』をもとにして、解説していきます!
3月9日放送の腸内フローラ特集第一弾のまとめ記事はこちら
⇒【モーニングショー】腸内フローラを改善!ヨーグルト大根ドリンクで腸活!
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目次
腸内フローラが注目されているワケ
そもそも腸内フローラって何?
今回、腸内フローラについて詳しく解説してくださったのは、慶應大学先端生命科学研究所の福田真嗣先生。
腸内フローラとは、腸内にある細菌たちの様子がお花畑=フローラに見えることから、そう呼ばれています。
なぜ、今この腸内フローラがこれほど話題になっているのでしょうか。
腸内フローラが有名になった最初のきっかけは、1990年のアメリカでのこと。
ヒトの遺伝子情報の解析が行われている過程で、解析技術が格段に進歩していきます。
この段階で、腸内フローラがあることは、専門家の間では分かってきていました。
2003年にヒトの遺伝子情報の解析が終わった時、有名な研究者がこの腸内フローラの研究に参入しました。
その後、腸内フローラの謎が次々と解明され、様々な病気と関連していることが分かってきました。
腸内フローラを整えることが、様々な病気のリスクを減らすことが分かってきたんですね。
その内容が、どんどん世界で有名になってきて、今腸内フローラが注目を浴びている、ということです。
腸内フローラの理想的なバランスは?
腸内フローラ=腸内細菌の理想的なバランスはどのようなものなのでしょうか?
腸内には、善玉菌や悪玉菌、日和見菌と呼ばれるものがあります。
善玉菌は乳酸菌など、悪玉菌はウェルシュ菌などがあります。
日和見菌とは、バクテロイデスなど、その時々で善玉菌にも悪玉菌にもなる腸内細菌のことです。
腸内では、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7のバランスになっているのが理想的と言われています。
この状態が、腸内フローラが整っているという状態です。
腸内細菌は多様性が重要!
腸内環境を整える=善玉菌を100%にすればいい!と考えがちですよね。
ですが、先ほどお話ししたように、ベストな腸内環境のバランスには、悪玉菌や日和見菌も必要なのです。
最近の研究では、腸内細菌の多様性も大切であることが分かってきました。
色々な種類の腸内細菌がいることが、健康の維持にも大切だということなんです。
これまで、悪玉菌と呼ばれ嫌われていた細菌の中にも、私たちの身体に良い影響を与えてくれるものがあることが分かってきたのです。
反対に、善玉菌の中にもそれほど健康効果がないものもあることが判明しているのだそう。
腸内フローラが乱れる理由は?
腸内フローラが整っているのか、乱れているのか、それを決めているものは何でしょうか?
それは、個々の食習慣や生活習慣なのです。
近年、日本人の食習慣は大きく変わり、欧米化がかなり進んできています。
その影響で、私たち日本人の腸内フローラが変わりつつあります。
日本人がもともと持っている腸内フローラは、世界的に見ても優秀な菌がたくさんあるのだそう。
ですが、食習慣の変化によって、その腸内フローラが乱れ始めているのです。
日本人の腸内フローラが長寿に関係している!
日本人の腸内フローラは優秀!
日本人の腸内フローラには、外国人の腸内フローラと比べて、目立つ特徴が3つあります。
その特徴が、日本人が長寿であることの理由のひとつであると考えられているのだとか。
まず、一つ目の特徴が炭水化物を栄養素に変えることが出来るということ。
ご飯やパン、芋類などの炭水化物を摂取することで、私たちは腸内で酢酸と呼ばれる栄養素に変えることが出来ます。
外国人の場合は、炭水化物を摂取しても、身体には不要なメタンに変えてしまうだけ。
これも、長寿の秘訣のひとつでは?と考えられています。
2つめの特徴は、海藻のぬめり成分を吸収できるという点です。
昆布やワカメ、ひじきなどの海藻類のぬめり成分を吸収できる分解遺伝子を、日本人の90%が持っていると言われています。
ほとんどの日本人が持っているのです。
外国人の場合、平均15%の人しかこの分解遺伝子を持っていません。
3つめの特徴は、腸内のDNAが傷つきにくいという点です。
これは、病気のリスクが外国人に比べて少ないということになります。
これも、腸内フローラのおかげなんですね。
腸内フローラは肥満にも関係している!
アメリカの研究で関係性が裏付け
アメリカのワシントン大学で行われた研究で、腸内フローラと肥満の関係性が裏付けされました。
その研究内容とは、以下のようなものです。
無菌室で育った同じ体重の無菌マウスに、肥満の人と痩せている人の腸内フローラを移植しました。
1か月後、太った人から腸内フローラを移植されたマウスは太り、痩せた人から腸内フローラを移植したマウスは体重に変化がありませんでした。
また、違う角度からの研究でも、この腸内フローラと肥満の関係性が裏付けされました。
BMIという肥満度を表す指数がありますが、この数値が30以上になると肥満となります。
アメリカ人では、このBMIの数値が30以上の人が約30%います。
反対に、日本人では約3%しかいません。
このことからも、腸内フローラが関係しているのではと考えられているそうです。
食習慣の違いからも一概には言えないものの、腸内フローラが肥満の原因の一部になっていると言えます。
この2つの研究データからも、腸内フローラを整えることが、肥満を防ぐことにつながることが分かります。
ヨーグルトの正しい選び方は?
腸内フローラを多様化する、つまり整えるためにはヨーグルトが効果的だと福田先生は言います。
ですが、それにはほんの少しのコツが必要になってくるのだとか。
同じヨーグルトを一定期間ためして
自分に合ったヨーグルトはいったいどれなの?と迷ってしまう人もいますよね。
他人にオススメされても、自分には合っていないと悩んでしまうことも。
腸内環境を整えるために、自分にあったヨーグルトを探すには、一定期間同じヨーグルトを食べることをオススメします。
色々な種類のヨーグルトを日替わりで食べる…という場合は、なかなか合ったヨーグルトを認識することが難しくなります。
一定期間同じヨーグルトだけを食べて、観察するなんてできない!面倒!という方は、様々なヨーグルトを混ぜて食べてもOKだそうです。
ちょっと邪道な気もしますが、確かに間違いはなさそうですね。
ヨーグルトを食べる期間&量はどのくらい?
自分に合ったマイヨーグルトを選ぶためには、ポイントがいくつかあります。
まずは、同じヨーグルトを1~2週間食べ続けてみてください。
また、最低でも1日100~150g(1カップ)を食べるようにしましょう。
ちなみに、ヨーグルトの適量は個人差があるものです。
最初はこの量で食べてみて、お腹がゆるくなるようであれば量を調節したり、他のヨーグルトに変更してみたりするのがオススメです。
便をチェック!
自分にそのヨーグルトが合っているかどうかを調べるには、便をチェックすることが大切です。
便をチェックする際には、2つのポイントをおさえましょう。
まず、便の色を確認してください。
理想的な色は、黄褐色です。
次に、便の形を確認しましょう。
理想的な形は、バナナ状です。
このような便が食べ始めて1~2週間のうちに出るようになれば、自分に合ったヨーグルトということになります。
その他にも、便の回数や便の匂いなど、自分で感覚的に良い方向にいっているなと感じるものがあれば、OK。
反対に、ヨーグルトを食べることで軟便になってしまったり、その状態が続く、また効果が感じられないとなれば、別の銘柄を試して見ましょう。
これを繰り返すことで、マイヨーグルトを見つけることが出来ますよ。
腸内フローラは医療分野にも進出!
腸内フローラを移植して病気リスクを避ける
すでに、腸内フローラを使った医療技術の研究が進んでいます。
まだ、臨床試験の段階ですが、その効果が凄いのでご紹介します。
まず、一つめが腸内フローラを移植するという治療法です。
欧米で多い、偽膜性腸炎という病気は10人に1人が死んでしまうと言われています。
これまでの治療法は、抗生物質の投与によるものですが、約30%の割合でしか効果があらわれませんでした。
ですが、腸内フローラを移植する治療をしたところ、90%以上の人に効果が出たという研究成果がでました。
劇的な変化が腸内フローラによって起こったということですね。
腸内フローラカクテルで直接取り込む!
こちらも臨床試験の段階ですが、大きな注目を集めています。
腸内フローラカクテルと呼ばれる、複数の腸内フローラをカプセルに閉じ込めたものを、直接口から体内に摂取するという方法です。
これは、アメリカのベンチャー企業が取り組み、上場もし、その会社の時価総額が約2000億円にもなりました。
それだけ、アメリカ国内では注目されているということですね。
腸内フローラバンクが将来出来る!?
福田先生が、将来的に目指しているのが、腸内フローラバンクというもの。
健康な時の腸内フローラを保存しておき、万が一病気になった時に取り出して移植するというものだそう。
最近の研究では、他人の腸内フローラはなかなか定着しにくいということも分かってきたそうです。
そのため、自分にもともとあった腸内フローラであれば、しっかり定着してくれるのです。
この腸内フローラバンクも、将来当たり前になるときがくるかも知れませんね。
高純度オリゴ糖で腸活スタート!
番組内でもオススメされていたオリゴ糖は、善玉菌のエサとなり、より善玉菌を活発化させてくれます。
実はこのオリゴ糖、オリゴ糖であれば何でもいいわけではないことをご存知ですか?
腸内細菌にも様々な種類の細菌がいるように、オリゴ糖にも様々な種類があるのです。
市販のオリゴ糖では、その善玉菌たちすべてをサポートできるわけではないのです。
このカイテキオリゴだけが、30種類以上のビフィズス菌を万遍なくサポートすることが出来るんですよ。
便秘に悩むお子さんからお年寄りまで、カイテキオリゴであれば安心して摂取することができます。
家族でも腸内フローラ改善生活を手軽にスタート出来ます。
カイテキオリゴについての詳細は、メーカー公式ホームページをチェックしてみてくださいね。
>>>カイテキオリゴ公式ホームページ
さいごに
いかがでしたか?
腸内フローラの重要性がよく分かった番組内容でしたね。
自分の腸内環境をしっかり意識してあげることが、ダイエットだけでなく健康にも大切なんだなと、改めて実感しました。
急には改善できなくとも、少しずつ生活に取り入れていきたいと思います。
みなさんも、腸内フローラを整えてみてくださいね!
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