生理中はもちろんのこと、普段の時からもデリケートゾーンの「かゆみ・かぶれ」で悩んでいる女性はたくさん。けれど、デリケートゾーンの悩みってなかなか他人に相談しにくいものなので、一人で悩んでしまうこともしばしば。
あまりにも、かぶれや痒みが酷いようであれば、皮膚科や婦人科を受診するのが確実ですが、普段の行動をチェック&改善するだけでも、その悩みが解決することもあります。
そこで今回は、「生理中のかゆみ・かぶれ」が起きる原因と、「今すぐどうにかスッキリしたい!」という方のために、簡単にトライできる対策についてご紹介していきます。
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目次
生理中に起こる「かゆみ・かぶれ」に5つの原因
このかゆみ・かぶれ・ムレを引き起こす原因となるものとして考えられるのは、次の項目です。自分にも当てはまる部分がないかチェックしてみてくださいね。
ナプキンの装着方法を間違えている
結構いるんです、装着方法を間違えている女性。生理初心者の若い女性もそうですけど、20~30代の人も要注意ですよ。
最近は、実に様々なタイプの生理ナプキンが発売されていますよね。なんとなく新しい商品に替えてみるという女性も。私もそんな女性のひとりです。その場合、特に説明書きを読まずに装着していることがけっこう多いと思います。
ナプキンによって羽付き、ギャザーつき、前後の差があるタイプないタイプ…。そのナプキンによってベストな装着場所が変わります。
おしりにしっかりフィットしていないままナプキンを装着していると、経血をちゃんと吸収できず、デリケートゾーンがムレてしまいます。
そのムレが原因で、ムズムズかゆくなってしまったり、酷い人ではかぶれて悪化してしまうことも。前後を確認し、そのナプキンに合った正しい装着方法で使用しましょう。
ナプキンの素材があわない
市販されている生理用ナプキンの素材表示には、たいていポリエチレンと書かれています。ですが、メーカーや価格によって肌触りはそれぞれ。また、布ナプキンに替えたことで痒みがおさまったと言う人もいますし、その逆の人もいます。
私自身も布ナプキンを使うようになってから、ムレが気にならなくなり、デリケートゾーンのトラブルも発生しにくくなりました。布ナプキンを購入する時は、素材などにもこだわってみるのがおすすめです。
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ひとそれぞれ、ナプキンとの相性もあるので、少量パックを買って自分の肌に合うものを見つけましょう。
私も以前、周りから高めのナプキンをすすめられて購入したら、みごとに痒みがすごくて泣く泣く使用を中止。安いナプキンに戻って落ち着いた経験もあります。個人的には、安くても高くても、相性があると感じています。
きつめの下着をつけている
生理中は、経血でどうしてもムレやすいものです。ストッキングやガードルなどは、ムレの原因となり「かゆみ」を引き起こします。
また、締め付けることで血行不良になり、痛がゆくなってしまうことも。血行不良は生理痛を引き起こす原因にもなるので、生理中は着用を中断しましょう。
膣の中まで洗っている
生理中は、どうしても膣の中の汚れが気になってしまうという女性もいます。気になってしまう気持ちは分かりますが、膣は自浄作用が働いているので不潔になるということはありません。
もし、中まで洗ってしまうと、からだに必要な常在菌まで殺してしまうことになってしまいます。常在菌がいなくなってしまうと、悪い菌が侵入してきても戦ってくれる菌がいなくなってしまいます。
それによって菌に感染しやすくなるので、膣の中まで洗うのは絶対避けるようにしましょう!
ナプキンの取りかえ頻度が少なすぎる
経血のついたナプキンを取り替えずに放っておくと、そこから菌が繁殖してしまいます。衛生面を考えると、出来れば2時間ごとにナプキンを取り換えるのがベストです。
トイレに行く習慣をつければ、ナプキン替えの手間も軽く感じるようになるでしょう。
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かゆみに耐えられない! 今すぐ「かゆみ」を抑えるケア方法
ナプキンなどのかゆみが起こると、イライラしてつい掻きむしったり、こすり洗いをしたくなってしまいますよね。でも、それは絶対タブー!!!
デリケートゾーンの皮膚はとても薄く、爪でかくとすぐに傷ついてしまいます。その傷口から細菌感染して、炎症を起こしたり、痒みが増えたり、ただれたり…。そして、またそこから痒みが強く出てくるという悪循環に陥ってしまいます。
では、すばやく痒みを抑えるためには、どのような対処をすればよいのでしょうか?それには次のポイントを抑えることが重要になってきます。
かゆい部分を保冷剤で冷やしてクールダウン!
冷凍庫に保冷剤を常備しておきましょう。痒みが起こったら、薄い布に巻いて下着の上から痒みがある患部を冷やします。血行を悪くすることで、痒みを抑えるのが狙いです。
でも、職場や外出先でこれはちょっと厳しいですよね。そんな時は、足の甲に保冷剤や冷たい缶やペットボトルなどを乗せてみましょう。足の甲が冷えると下半身が冷えてくるので、患部の痒みを和らげることができます。
ガードル、ストッキングを脱いでナプキンを取り換えて
締め付け効果のあるガードルやストッキングを、生理中も履いている女性は多いかと思います。これらは、当然生理中はムレの原因になりやすいものです。
ナプキンに吸収された経血が、デリケートゾーンに密着してムレると、痒みがさらにエスカレート。経血のついているナプキンを取り換えて、通気を良くしましょう。
また、腰回りの締め付けをなくすと、うっ血がとれて血行が通常になり、かゆみがほぐれていきます。
深呼吸をしてみて
かゆみが起こる原因のひとつに、神経が興奮している状態であることがあります。この興奮状態は、交感神経が副交感神経より優位になっているから。
簡単に副交感神経を優位にする方法としては、深呼吸が一番です。大きく鼻から息を吸って、ゆっくり口から吐き出してみましょう。これを10~20回繰り返すだけで、自律神経が整ってきます。
副交感神経が優位になれば、心身の緊張がとれてリラックスした状態になるので、かゆみも収まってきます。
シャワートイレのビデは弱め・ぬるめで
経血が気になって、温水洗浄(ビデ)で念入りに洗いたがる女性もいます。洗い過ぎは、膣の中を洗う項目でもお話ししたように、必要な常在菌まで洗い流してしまうのでやめましょう。かゆみがさらに酷くなってしまいます。
どうしてもビデ洗浄をしたい場合は、温水の水圧は弱めに、温度はぬるめに設定してください。その際はくれぐれも、洗い過ぎないようにしましょう。
また、トイレットペーパーでデリケートゾーンを拭くときにも注意が必要です。トイレットペーパーをよく揉みほぐして柔らかくしてから拭くようにすると、刺激が少なくなり痒みを予防できます。
生理中のかゆみ・かぶれ…どうしても解消しないときは
デリケートゾーン専用のかゆみ止め軟膏を使用する
上の対策方法でも痒みが治まらない場合は、お薬の力を借りるのもオススメです。この時に使用するのは、デリケートゾーン専用のかゆみ止め軟膏です。ドラッグストアでも手軽に手に入るので、常備しておいても良いかもしれません。
痒みが酷い場合は、あまり我慢せずにかゆみ止めの薬を使用しましょう。かゆみが始まってから時間がたつほど、かゆみは収まりにくくなります。 かゆみが始まったらすぐに薬を使用することがベストです。
デリケートゾーン専用の薬を使わないと、メントールやステロイドが入っていたりする場合もあります。メントール入りだと、皮膚への刺激が強すぎますし、ステロイド系の薬は菌やカビを繁殖させる恐れも。非ステロイド系の軟膏を選ぶようにしてください。
ただし、病院で診断によってはステロイド系の薬が処方される場合もありますので、その場合は大丈夫です。
軟膏は患部に塗りますが、予防としてナプキンに塗る方法もあります。その場合、羽やギャザー、生地の山状になっている部分に塗るのがおすすめです。
おりものの異常、できものがある場合は病院へ
かゆみだけでなく、おりものがいつもの量より多い、においがきついなど異常がある場合は、皮膚科もしくは婦人科を受診してください。また、患部にできものがある場合も、単なるナプキンによるかぶれではない可能性もありますので、皮膚科へ行きましょう。
また、夜中や仕事中もずっと痒みが続いている場合も病院へ行った方が良いです。デリケートゾーンは一度悪化してしまうと治すのに時間がかかる場所です。
恥ずかしいと感じるかもしれませんが、痒みで来院している女性はたくさんいます。お医者さんも慣れっこなので、あまり気負わなくても大丈夫ですよ。おかしいなと感じたら、医療機関を受診するのが一番です。
優しく膣内をスッキリさせてくれるアイテム
こちらは、私が生理前後に愛用しているデリケートゾーンのニオイ・おりもの対策ジェル『インクリア』。
生理中・生理後のニオイが気になるときやスッキリ終わらない時、おりものが気になる時などに大活躍してくれるアイテムです。普段からインクリアでデリケートゾーンのケアをするようになってから、生理中のかゆみトラブルや臭いも気にならなくなってきました。
薬や洗剤ではない乳酸配合の優しいジェルなので、膣内を清潔&正常にキープしてくれるのが気に入っています。身も心もスッキリ出来るので、デリケートゾーンの悩みから解放されたい方には一度試してみる価値あり。
しかも、届くときは中身が分からないように無地の段ボールで完全密封してくれているのも嬉しいポイント。商品名は化粧品、差出人は株式会社HMSと記載されているので、宅配業者や家族の目を気にする必要もなしなんです。
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レビュー記事も掲載中ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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