生理(月経)前のあのイライラや、気分の落ち込みはPMS(月経前症候群)によるもの。
ですから、生理前のあの不快な気持ちは、あなた自身のせいではありません。
生理前になると、私たち女性は女性ホルモンの変動によって、どうしてもメンタル面で不調が起こりやすくなってしまいます。
もちろん、その程度には個人差がありますが、人によっては抑うつ状態から抜け出せなくなってしまう人も。
自分のせいではない、PMSのせいなんだと分かってはいても、あの辛い気分からはなかなか抜け出しづらいですよね。
彼氏や夫、家族や友人など身近な人に八つ当たりをしてしまう…という人も中にはいるのではないでしょうか?
今回は、そんな時にオススメのハーブをご紹介したいと思います。
効果的な使い方も合わせてお話ししていきます。
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目次
ハーブがなぜPMSに効くの?
PMS対策は外に目を向けて
PMS(月経前症候群)の対策には様々な方法がありますが、メンタル面でのトラブルであれば外に出かけてみるのも良い方法です。
ドライブをしてみたり、街を散策してみたり、映画やショッピングに出かけるのもいいですね。
外に気持ちが向かうことで、内側のモヤモヤを気にする頻度が少なくなります。
ですが、仕事や子育て、学業などで忙しくてそんな時間を過ごせないわ!という人もいるでしょう。
昼間は出かけても、夜になったら部屋でモヤモヤの気持ちに押しつぶされそうになってしまう人もいますよね。
香りが脳をダイレクトに刺激
PMS対策をじっくりしている時間はないの!という人は、ハーブの力を借りるのがオススメ。
忙しい時や疲れている時にこそ、ハーブを活用しましょう。 特に手軽なのは、アロマテラピーやハーブティーです。
ハーブの香り成分には、鼻から入って脳を直接刺激してくれる働きがあります。
ハーブの香りを嗅ぐと、そのハーブの効能によって脳が勝手にリラックス状態になったり、活動的になったり…。
それをPMS対策に活用できるんです。
PMS対策にハーブを取り入れよう!
いつでもどこでもアロマセラピーは楽しめる!
ハーブ初心者さんは特に、『なんだか面倒そう』『わざわざ専用の道具を買わないとじゃないの?』と思われるかもしれませんね。
もちろん、ハーブを存分に楽しむためには、様々な器具を活用するのも楽しいかと思います。
ですが、『あ、生理前のイライラが始まったかも…』と思ったらすぐに対策を取れるようにするには、もっと手軽にハーブを活用したいところです。
簡単なのは、マグカップとエッセンシャルオイル、お湯だけを用意すること。
お湯を入れたマグカップに、エッセンシャルオイルを1~2滴垂らして、デスクの上などに置いてみましょう。
手軽にアロマセラピーが楽しめます。
ただし、エッセンシャルオイル(精油)は飲用してはダメ!
使ったマグカップはしっかり洗うか、アロマテラピー専用マグカップにしましょう。
もちろん、アロマセラピーだけでなく、ハーブティーを買ってきて飲むのも手軽です。
今ではスーパーやコンビニ、ドラッグストアでも気軽に購入できるので、お気に入りを見つけてみるのもいいかも。
漢方でPMS対策
生理前のイライラ、落ち込みなどPMS症状のメンタルケアにはハーブだけでなく、漢方薬にも即効性があります。
一番良いのは漢方医や漢方薬局などで自分の症状にあった漢方を処方してもらうことです。
ですが、その時間がなかなか取れないと言う人には、市販薬でも様々な漢方薬があるので、それを試してみるという方法もあります。
PMS対策に効果的な漢方薬についてはこちらの記事で詳しく書いていますから、そちらを参考にしてみてくださいね。
市販の漢方薬やハーブの効果が感じられなかったり、精神状態があまりに重い場合は、婦人科や女性外来、心療内科などに相談してみましょう。
症状に応じて、抗不安剤や抗うつ剤を処方してもらえます。
PMS対策にオススメのハーブ3種類
では、具体的にPMS症状別にオススメのハーブをご紹介していきます。
エッセンシャルオイル(精油)で香りを楽しむ、もしくはハーブティーにして飲む、どちらでもお好みの方法で試してみてくださいね。
イライラしてしまう人には…カモミール・ローマン
カモミールには、りんごのような甘い香りでイライラを鎮めてくれる効能があります。
気持ちを落ち着けたいときにはカモミールやローマンがオススメです。
また、 炎症を抑えてくれる効果もあります。
他のハーブとも相性が良いので、オリジナルのハーブティーを作るのもオススメ。
気分が落ち込みやすい人には…セントジョーンズワート
渋みの強いハーブですが、医療先進国ドイツでは抑うつ状態を軽減する医薬品として認められているセントジョーンズワート。
相互作用があるため、抗うつ剤やピルなどを飲んでいる人は飲むのは避けてください。
ハーブティーでは飲みにくいという人も多いので、サプリメントタイプのものもあります。
むくみでパンパンという人には…メリロート
メリロートはマメ科のハーブ。
メリロートにはクマリンと呼ばれる成分が含まれており、これが静脈やリンパの流れを良くしてくれる働きがあります。
そのため、むくみにはとても効果的です。
セントジョーンズワート同様、お茶に配合されている以外にもサプリメントの錠剤として手軽に摂取できるものもあります。
管理人mikaがオススメするのは芳香浴
先ほど、手軽なアロマセラピーとしてお湯を入れたマグカップにエッセンシャルオイル(精油)を入れる方法をご紹介しました。
もちろん、それでもハーブの力を得ることは出来ますが、時間があるときにぜひ試してほしいのが芳香浴。
洗面器にお湯をはり、アロマエッセンシャルオイルを1~2滴垂らします。
そのままでも効果はありますが、湯気や香りを逃さないために、バスタオルを頭からかぶるようにして即席スチームサウナ状態にしましょう。
(バスタオルで密閉する必要はありません)
香りでリラックス出来るだけでなく、美肌効果もあるので寝る前にやってみるのもオススメです。
自宅では洗面器を使った芳香浴を、オフィスではマグカップ芳香浴を…と使い分けてみましょう。
さいごに
いかがでしたか?
PMSに私も長年悩まされてきたので、今回ご紹介した方法は実際に私もほとんど試しました。
辛い、イライラする、何もかも嫌になる!という気持ちをただ抑えるのはとても難しいことです。
ちょっとした自分へのいたわりが、少しずつ自分を助けてくれるはずですよ。
ぜひ、あなたもハーブのある生活を楽しんでPMSと上手に付き合えるようになってくださいね。
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