11月19日放送のTBS『サタデープラス』で特集された、『40歳から始める認知症予防!認トレスペシャル』について詳しくご紹介します!
今回番組では、脳を活性化させる脳トレを進化させた認知症予防トレーニング『認トレ』が特集されました。
認トレを実践している人たちは、みなその効果を実感しているというほどの実力。
脳を若返らせて認知症を予防する新常識の認トレを詳しくみていきましょう!
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認トレと脳トレは違うの?
脳トレよりさらに効果的な認トレ
今回、認トレについて解説してくださったのは、ひろかわクリニック院長の広川慶裕先生。
広川先生によると、これまでの脳トレだけでは認知症予防には不十分なのだとか。
認トレとは、頭を使って脳を鍛えるだけでなく、脳に刺激を与える運動、そして脳を活性化させる食事を組み合わせることで若返りをはかる、これまでにない認知症トレーニングのことです。
認トレは、脳トレに比べて、より広範囲に脳の神経細胞を刺激し、鍛えることができます。
効果は倍増!なのだそう。
40歳から認トレをスタートしたほうがいいワケ
広川先生は、認知症予防は40歳から始めるべきだと言います。
意外と早く感じますが、認知症の原因と言われているアミロイドβの蓄積は40歳頃から始まっています。
アミロイドβとは、脳の中に蓄積することでアルツハイマー型認知症を引き起こすと言われている物質です。
40歳から認知症を予防するトレーニングを実践して脳を活性化しておけば、たとえアミロイドβが蓄積したとしても、認知症発症リスクを低く抑えることが出来ると、広川先生は提言します。
1日でも早く、認トレは始めるべきなんですね!
では、その認トレの方法について、詳しくみていきましょう。
体を使って脳を若返らせる!認トレ体操
認トレ体操のやり方
まずは、体から脳を鍛える認トレからスタートしましょう。
4つのポーズを覚えます。
- 右手を上げる
- 左手を上げる
- 右手を前に伸ばす
- 左手を前に伸ばす
この4つのポーズをしっかり覚えましょう。
そして、一緒にいる人に3つのポーズを指示してもらいます。
Aさん『問題!1・4・3!』
Bさん『1!4!3!(声に出しながらポーズ)』
といった感じで行いましょう。
頭と体が混乱してしまいますが、その混乱の最中が最も脳が活性化しているサイン。
間違っても大丈夫なので、チャレンジしてみましょう。
認トレ体操の効果は?
広川先生が開いている認トレ教室でも毎回行われているトレーニングのひとつなのだそう。
認トレ体操では、1から4のポーズと、直前に言われた数字を覚えることが行われます。
それによって2つの短期記憶を強化することができます。
短期記憶が衰えてしまうと、同じものを何度も買ってしまったり、最終的には肉親の名前を忘れてしまうこともあります。
しっかり鍛えたいですね。
レベルアップしてみよう!
では、認トレ体操をレベルアップしてみましょう!
先ほどの4つのポーズに、5つめのポーズを加えてみます。
5つめは腰に両手を当てるポーズです。
問題は3つのままで、5つのポーズを覚えるだけ。
一気に難易度があがりますので、チャレンジしてみましょう。
脳をとことん鍛える!認トレ
推論の能力を鍛えるのが認知症予防への第一歩
この認トレで鍛えるのは、推論という能力です。
広川先生によると、多くの認知症患者さんで推論が一番先に衰えることが見られるのだそう。
この推論とは、物事を推理する力、予測する力、段取りをする力、の3つの力を言います。
推論の能力が衰えてしまうと、以下のような症状があらわれます。
- 遅刻が増える(待ち合わせ時間からの逆算ができない)
- 料理が作れなくなる(段取りが思いつかない)
推論を若い頃から鍛えることで、最も効果的な認知症予防になります。
バラバラ文字の並べ替えで脳をいじめ抜く!
推論を鍛えるためには、バラバラ文字を並べ替える認トレを行いましょう。
バラバラになった文字を意味の通る単語に変えましょう。
認トレ効果を最大にするために、紙に書くのはNGですよ!
番組で紹介された認知症の例題はこちら…
- けつまた
- ごんうし
- きんかあ
- いおかづこ(中級)
- がぼしれな(中級)
答えはこちら
- まつたけ
- しんごう
- あきかん
- おこづかい
- ながれぼし
もし分からなければ、人からヒントをもらってもOK。
このヒントを聞いてひらめいた時も、脳を鍛える効果があるんです。
らめきは、脳の中で新しい回路がつながった=脳が活性化されたということです。
上級編は2単語がごちゃごちゃ!
では、初級編・中級編が出来たら、上級編です。
2つの言葉がごちゃ混ぜになっています。
同じ分類の単語になっていますよ。
番組で紹介された例だがこちら…
- リ・キ・ケー・ン・プ
- シ・ラ・ビ・サ・カ・ワ
- ミ・カ・タ・オ・ブ・オ
答えがこちら!
- ケーキ・プリン
- ワサビ・カラシ
- ブタ・オオカミ
ちょっと難しかったですかね?
頭を使って脳を混乱させることが認知症の発症リスクを押さえてくれる効果があります。
ぜひ、継続してみましょう!
カレー+MCTオイルで
カレーライスには認知症予防効果があり!
食生活でも認知症予防をすることは可能だと広川先生は言います。
特にオススメなのが、カレー。
カレーに含まれるクルクミンは、認知症の原因物質アミロイドβの沈着を防ぐ効果が期待できるのだそう。
カレーの本場であるインドでは、認知症患者が少ないのだそう。
これも、カレーの認知症予防の効果のあらわれかもしれませんね。
MCTオイルをカレーにかけて効果倍増!
広川先生がオススメするのが、MCTオイル。
このオイルをカレーにプラスすることで、さらに認知症予防効果が期待できるのだそう。
もともと病院食で使用されてきたMCTオイルは、近年その健康効果から注目を集めています。
MCTオイルは中鎖脂肪酸が100%のオイルのこと。
中鎖脂肪酸は体内でエネルギーに変換されやすい特徴があります。
加齢とともに人間は脳でエネルギーを作り出すことが出来にくくなり、これも認知症の原因のひとつになります。
ですが、中鎖脂肪酸をMCTオイルで意識的に補うことで、認知症予防効果が期待できるようになります。
これまで認知症予防に効果的と言われてきたココナッツオイルは、中鎖脂肪酸の含有量は60%ほど。
その点、MCTオイルは中鎖脂肪酸が純度100%なので、さらに効率よく認知症予防ができるということです。
MCTオイルの使い方・摂取量は?
MCTオイルはほぼ無味・無臭なので、サラダやお味噌汁にかけて食べられます。
加熱をしてしまうと成分が壊れてしまうので、そのままの状態で摂取するのがオススメです。
1日の摂取量目安は大さじ1~2杯ほど。
あまり多く食べてしまうと、カロリーが他の油と同じなので、肥満の原因などになるので注意してくださいね。
MCTオイルは通販でも購入可能!
MCTオイルは、一部スーパーや通信販売でも購入できます。
さっそく認知症予防の食生活をスタートさせましょう!
味やニオイが少なく透明なMCTオイル。 |
耳揉みで認知症予防のマッサージ!
広川先生が最後に教えてくださったのは、脳を活性化するマッサージ。
認トレを行う前に、耳を揉むようにしましょう。
耳を揉むことで、脳の血流がアップし、認トレの効果アップが期待できるようになります。
やり方は、手のひらで耳の後ろから前にもってきて、そのまま1秒間キープ。
その後、下から上に揉みあげて1秒間キープ。
そして、上から下も同じように揉み下げて1秒間キープ。
最後に耳たぶを軽く揉んで終了です。
余裕がある人は、耳の全体を上、中、下をそとに向かって引っ張って離す動作を繰り返してみましょう。
無理のない程度に、耳がポカポカするまでやってみましょう。
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番組内でも紹介された広川慶裕先生の著書
認知症予防トレーニング 一生ボケない!38の方法
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あなたの認知症は40歳からわかる!
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さいごに
今回は、認知症予防トレーニング“認トレ”についてお話ししてきました。
私もしてみましたが、どうもこんがらがってしまいました…^^;
でも、その段階でも脳が活性化されているということですからね。
みなさんも、ご家族で楽しみながら認トレしてみてくださいね!
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