2月6日放送のTBS・MBS系『サタデープラス』番組内のコーナー『ドクタープラス』で紹介された、『デヴィ夫人が勇気の認知症検診!』について詳しくお伝えします!
本日がお誕生日だというデヴィ夫人。
なんと、今年で76歳なのだそう。
いつもパワフルで、歯に衣着せぬ発言で世間をお騒がせすることもある彼女。
とても若々しく見えますが、やはり年齢相応の部分も…。
今回の番組では、デヴィ夫人が最新の認知症検査を受けました。
また、日々の生活習慣でも認知症を予防する方法が紹介されましたよ。
では、さっそく詳しく見ていきましょう!
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目次
デヴィ夫人も記憶力が衰えてきている?
デヴィ夫人にも認知症の影…?
圧倒的なバイタリティを誇るデヴィ夫人。
そんなデヴィ夫人も、最近人の名前を思い出せない…と感じているのだとか。
記憶力が心配になってきているようです。
同じように、自分や家族の認知症が気になる方もいらっしゃるかと思います。
今回、デヴィ夫人が受けた検査の内容を見ながら、チェックしてみましょう。
高血圧も心配
普段、怒りっぽいデヴィ夫人。
みなさんも、彼女に対してそういうイメージがあるかもしれませんよね。
実際、自分が短気だと自覚していると話すデヴィ夫人。
血圧を測ってみると…なんと172mmHg/88mmHgという高血圧!
今回、デヴィ夫人の認知症検査を実施したのは、メモリークリニックお茶の水の院長で、認知症のスペシャリストでもある朝田隆医師。
朝田先生によると、アグレッシブな性格であるということ、さらに76歳という後期高齢者ということで、これまでの長年の蓄積がどうしても出てくるのだそう。
このタイミングは認知症検査をする必要があるそうです。
認知機能低下機能テストでチェック!
認知機能低下テストのやり方は?
では、みなさんも認知機能テストで自分の認知症危険度をチェックしてみましょう。
自分1人でするのは少し難しいので、ご家族に協力してもらうのもいいかもしれません。
- 3つの単語を記憶する…例:梅、トラ、三輪車
- 計算問題に答える…例:100から順番に7をひいていく
- 3つの単語を覚えているかテスト
嗅覚テストで認知症が分かる!
最近注目されているのが、嗅覚と認知症の関係性なのだそう。
朝田先生によると、認知症の最初の症状が記憶障害ではなく、嗅覚の低下としてあらわれるのだそう。
このテストでは、5種類のニオイを伏せた状態で嗅ぎ、何のニオイがするのか答えます。
テストで実施される匂いは、以下のようなものになります。
- 花の香り
- フルーツ
- 腐敗臭
- 焦げ臭さ
- 排泄物
この嗅覚テストでは、デヴィ夫人は花の香りはクリア。
ですが、腐敗臭を嗅いでも『あまり匂いがしない、分からない』とデヴィ夫人。
排泄物の臭いでも、『何かわからない、ほこりっぽい気がする。不愉快ニオイではない』と発言。
本来、不快なニオイであるはずのものが分からないデヴィ夫人でしたが、これはどういった意味を持っているのでしょうか。
認知症と嗅覚の関係とは?
30年以上にも渡り、嗅覚と認知症の関係を研究しているという、鳥取大学医学部教授の浦上克哉医師が、その理由を教えてくださいました。
まだ、実証されているわけではないものの、認知症の初期段階の場合、嫌なニオイ、不快なニオイから先に分からなくなってくるのだそう。
さらに認知症が進むと、心地よい香りまでも分からなくなってくるとのこと。
その理由はいまだ解明されていないものの、認知症の様々な症状を引き起こす要因なのでは、と考えられているのだそう。
焦げているのに気が付かない、冷蔵庫に腐ったものを入れたままになっていても気が付かない認知症患者さんが多いのも事実。
このような話を聞いたことがある方もいるかと思います。
これも、この嗅覚と認知症の関係性に関連していると考えられます。
浦上先生によると、悪臭が分からなくなっている場合、認知症の可能性が否定できないそうです。
視覚機能テストで認知症チェック!
- カテゴリーの異なる12種類のイラストを記憶する…例:トマト、ズボン、リンゴ、鉛筆、ネクタイなど
- 土曜日の2日前の4日後は何曜日?…正解は月曜日
- 土曜日の明後日の4日前は何曜日?…正解は木曜日
- 先ほどの12個の絵が何だったか、書き出してみましょう。
このテストでは、7つ以上答えられれば、認知症の可能性はなしと言えるとのこと。
デヴィ夫人の場合は、12個中10個と好成績でした!
最先端の認知症検査とは?
光脳機能イメージ装置テスト
この検査は、脳血流の測定器具を頭に付けて、脳の活動をチェックするというもの。
脳の血流に異常がないか、すぐにチェックできるそうです。
この器具を付け、背中に『ス』『マ』『ヌ』の文字を書いてもらい、何の文字だったかを当てるテストです。
高齢者じゃなくても、この3文字の区別は難しそう…。
デヴィ夫人は、2回中2回とも、3文字中1文字を間違えて失敗。
最後には、『書き方が悪い!』とイライラしてらっしゃいました(笑)
どうしてこのような間違いが起こるのでしょうか?
朝田先生によると、その原因は“脳のたるみ”にあるのだそう。
肌だけじゃなくて、脳もたるむの!?
朝田先生いわく、脳にたるみが出てくると、背中から感覚情報が上がってきても脳が正しく識別できなくなるのだそう。
日常生活に潜む認知症リスクを高める習慣とは?
怒りっぽい性格も認知症リスクを高める!
さらに、朝田先生はデヴィ夫人のイライラする行動に注目。
テストがうまくできず、自分にいら立ち、押しが強くなってルール無視が見えたデヴィ夫人。
それが彼女の性格、持ち味でもあるわけですが、この怒りっぽさも脳への障害リスクを高めるものなのだそう。
怒ることで、直接的に血圧が上がりますよね。
それに加え、ストレスホルモンの分泌も高まってしまいます。
このストレスホルモンの分泌が高まってしまうと、脳のネットワークの連携がうまくいかなくなってしまうそうです。
イライラによるストレスは、脳神経細胞にダメージを与えます。
それによって、徐々に認知機能の低下を引き起こすようになるのです。
さらに、これは大きな病を引き起こす原因にもなるのです。
脳血管性認知症に注意!
脳血管性認知症とは、脳の血管が破れ、脳細胞が壊死してしまう状態のこと。
主な原因としてあげられるのは、血管障害です。
この血管障害は、日々の生活習慣の影響がとても大きいものです。
デヴィ夫人にも、この脳血管性認知症の危険性があるのか、彼女の私生活をのぞいてみましょう。
隠れ脳梗塞がデヴィ夫人に!
デヴィ夫人の生活習慣は?
デヴィ夫人の趣味は、社交ダンスなのだそう。
今でも、週に1度はダンス教室に通っているそうです。
また、普段から和食中心の脳の健康食でもある焼き魚や、豆製品を積極に食べています。
適度な運動とヘルシーな食事と、心配なさそうな感じですが…?
ここで、デヴィ夫人のとんでもない生活習慣が発覚です!
なんと、ほぼ毎日大量の飲酒。
インタビュー中にも、1時間でグラス10杯以上もシャンパンを飲む酒豪ぶり。
週6日は、朝方まで深酒をする生活を長く送っていたそうです。
長期のアルコール摂取は脳の萎縮を引き起こす
朝田先生によると、アルコールを長期間飲むと、前頭葉に委縮を起こす原因になるのだそう。
さらに、デヴィ夫人のアグレッシブな性格が組み合わされて、結果として悪循環を生じやすくなるのだとか。
そのため、お酒の量をセーブすることも重要になってきます。
デヴィ夫人にも脳の萎縮が!?
MRI検査を受けたデヴィ夫人。
その検査結果を見て、朝田先生はあることに気が付きます。
それが、“隠れ脳梗塞”。
隠れ脳梗塞は、MRI画像で見ると、脳みその部分が白くなっている箇所だそう。
隠れ脳梗塞が多発すると、脳の血管が詰まり、認知症のリスクを高めることになります。
さらに、検査結果でデヴィ夫人の脳に前頭葉の萎縮が見られました。
これは、アルコールの長期摂取が原因と考えられるようです。
前頭葉の委縮は、治療できるものではなく、消えることはありません。
症状が進行する前に、アルコール摂取をセーブするなどで対策を取る必要があります。
朝田先生によると、嗅覚の衰えもこの前頭葉の委縮が原因と考えられるのだそう。
デヴィ夫人の場合、幸いなことに、重要な部分で萎縮が起きていないため、現時点で認知症の心配はない、との結果がでました。
ですが、これからどうなるか、認知症を免れるかの保証はできないそうです。
これからは、ヘルシーな生活を送ることを誓ったデヴィ夫人でした。
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2016年最新脳トレで脳を活性化!
では、今年最新の脳トレに、みなさんもチャレンジして脳を活性化させましょう!
家族みんなで認知症予防を楽しみながらやってみるのもいいですね。
- お手玉を2つ用意する
- 2つのお手玉を両手でそれぞれ持つ
- 2つのお手玉を同じ高さになるように上にあげる
- 周りの人に『チェンジ!』と声掛けをしてもらう
- 『チェンジ』の合図で受け取る手を交差して、お手玉をキャッチする
お手玉をキャッチするときは、お手玉を真上に上げたまま、手だけを交差してキャッチするようにしましょう。
この脳トレは、チャレンジするだけでOK!
失敗しても心配することはありませんよ。
この脳トレを続けて、脳を活性化するということが目的になります。
さいごに
いかがでしたか?
認知症、自分や家族がその心配があるかも…と思っているかたは実は多いかと思います。
今回紹介した内容から、『あれ?』と思い当たることがあるようでしたら、早めに専門医に相談するようにしましょう。
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