2月4日放送のTBS『サタデープラス』で特集された、『足から分かる3つの病のリスク! 簡単むくみチェック&かかとにトゲ!?』について詳しくご紹介します!
健康の土台となる私たちの足。
実は、日本人の約9割が足に何らかの問題を抱えているのは知っていましたか?
今回番組では、自宅で簡単に出来る足の健康チェックが紹介されましたよ。
足のむくみが気になる方、和式トイレ座りが出来ない方、片足立ちが出来ない方には必見の内容ですよ!
では、さっそく詳しく見ていきましょう!
スポンサーリンク
目次
和式トイレ座りが出来ない人はかかとにトゲが出来やすい!?
和式トイレ座りが出来るかチェック!
今回、足裏の健康チェックについて解説してくださったのは、東京表参道足の診療所院長の桑原靖先生。
桑原先生によると、正常な足の人は約1割しかいず、しかも女性は男性に比べて足のトラブルが約4倍もあるのだそう。
まず、チェックしてほしいのが、和式トイレ座りが出来るかどうか。
両足を平行にして立ち、そのまま腰を下ろしていきましょう。
この時、前傾姿勢にならないように注意しましょう。
また、床からかかとを離さないのがポイントです。
足底筋膜炎に要注意!
蒸気の和式トイレ座りが出来なかった方は、足底筋膜炎になりやすいので注意が必要です。
足底筋膜炎は、重症化するとかかとにトゲのようなものが出来てしまう病気です。
かかとから足の指をつなぐ足裏の腱が炎症を起こし、痛みを生じてしまいます。
つま先で地面を蹴り上げる時、足裏の腱がピーンと張った状態になりますよね。
加齢などが原因で腱が硬くなっていると、負荷が重なり炎症が起きやすくなります。
特に、最も負荷が大きくかかるかかと部分にこの炎症が起きることが多いのです。
激しい炎症を起こした足底筋膜が凝り固まってしまうと、トゲのようにレントゲン映像に映し出されます。
足底筋膜炎になってしまうと、寝起きの第一歩でかかとに激痛が走るようになります。
この症状を放置していると、足の痺れや疲れの原因になり、さらに悪化すると歩行が困難になる可能性もあるようです。
足首&アキレス腱ストレッチで改善!
足底筋膜炎になる原因として考えられるのが、アキレス腱の固さです。
先ほどの和式トイレ座りでチェックしていたのは、このアキレス腱の固さなんです。
アキレス腱が固いと、足の裏の腱(足底筋膜)に大きい負荷がかかり、激しい炎症を起こしやすくなります。
その予防のためには、足首&アキレス腱ストレッチで、アキレス腱を柔らかくしてあげるのが大切だと桑原先生は言います。
足首&アキレス腱ストレッチはとても簡単ですから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
まず、片方の膝を立てて、体重をかけながら少しずつ前に倒していきましょう。
この時、立てた足のかかとは床にしっかりとつけて行うことがポイントです。
他にも、小学校の頃とかにやっていた運動前のアキレス腱伸ばしのストレッチも有効だそう。
アキレス腱が固いな~と感じている方は、こまめにストレッチをするのがオススメですよ。
※急に負荷をかけるとケガの原因になるので注意をしてください。痛みの感じる方は途中でやめてくださいね。
片足立ちが出来ない人は隠れ脳梗塞の危険性が!?
片足立ちと隠れ脳梗塞の関係性
まずは、片足立ちを20秒間やってみましょう。
20秒間片足立ちできましたか?
出来なかった…という方は、もしかすると隠れ脳梗塞の可能性があるかもしれません。
今回、片足立ちと隠れ脳梗塞の関係性について解説してくださったのは、兵庫医科大学脳神経外科学講座主任教授で脳卒中センター長の吉村紳一先生。
脳梗塞とは、血栓が脳の血管に詰まり、脳細胞が死んでしまう病気のこと。
命の危険性のある病気でもあり、脳梗塞による年間死亡数は6万4,523人(平成27年厚生労働省調査による)にものぼります。
この脳梗塞には、隠れ脳梗塞という初期段階が存在します。
隠れ脳梗塞の時点で発見できれば、突然死のリスクからも回避できます。
その隠れ脳梗塞のリスクは、片足立ちチェックで分かるのだとか。
隠れ脳梗塞には自覚症状がない!
吉村先生によると、隠れ脳梗塞は脳の細い血管が詰まってしまう状態のことを指します。
ですが、これは微小なために自覚症状はほとんどありません。
脳梗塞のサインとして、左右どちらかの手足が動かない、しびれるなどの症状があります。
また、まっすぐ歩けないなど平衡感覚の乱れとしても現れる特徴があります。
片足立ちチェックをすることで、普段二足歩行をしている時に気が付きにくい隠れ脳梗塞のサインがあるかどうかよく分かります。
吉村先生によると、片足立ちが出来なかった人は、一度医療機関でMRI検査や脳ドックなどを受けるのがオススメだそう。
実際、片足立ちが出来なかった人の約3割に隠れ脳梗塞が見つかった研究データもあります。
豆乳で脳梗塞予防!
吉村先生が脳梗塞予防で自身も飲んでいるというのが、豆乳です。
脳梗塞の予防には、
- 血圧を下げる
- カロリー摂取の制限
- 適度な運動
が効果的とされています。
吉村先生によると、豆乳に含まれる大豆サポニンには血圧を下げる効果があるのだそう。
また、豆乳には大豆レシチンという成分が含まれており、血液をサラサラにする効果も期待できるのだとか。
豆乳がちょっと苦手…という方にオススメなのが、豆乳味噌汁。
味噌や他の調味料を減らすことで減塩にも効果があり、通常の味噌汁に比べて約4割も減塩することができます。
これは、豆乳のコクやうまみで、余分な塩や味噌などを加えなくても十分な満足感が得られるためです。
豆乳味噌汁のレシピ
脳梗塞予防にオススメの豆乳を、味噌汁にすることで豆乳が苦手な方でも美味しく摂取することができます。
2人前の場合、豆乳150ml、出汁150ml、味噌小さじ2杯を混ぜるだけでOK。
具材はお好みのものを入れてくださいね。
この豆乳味噌汁、実は我が家も定番のメニューなんです。
減塩のつもりで作っていたわけではないのですが、余った豆乳の活用法を考えた先にここにたどりつきました。
息子も夫も豆乳が苦手なんですが、これは美味しく食べてくれます。
豆乳もお味噌も大豆が原料ですから、合わないわけがないんですよね^^
とても簡単&美味しいので、ぜひ作ってみてくださいね!
スポンサーリンク
足指が浮いている人は象足になる!?
象足ってどんな症状?
象足とは、足首までパンパンにむくんでしまった足のこと。
老廃物やリンパの流れが滞り、身体全体に様々な不調をきたす危険性もある症状です。
あなたは大丈夫?象足度をチェック!
自分が象足になりやすいか、簡単にチェックしてみましょう!
用意するものは、紙一枚のみ。
自然に立った状態で紙が足の指の下に入るかをチェックします。
この時、紙が足先にひっかかり紙が曲がって入らない人は『紙が入らない』、足指のふくらみより奥に紙が入った人は『紙が入る』と判定します。
また、紙の角を使って、それぞれの足の指の下に入るかもチェックしてみてくださいね。
浮指の人は象足になる可能性大!
先ほどのチェックで、足指の下に紙が一枚でも入ってしまう人は指が浮いている可能性があります。
このいわゆる浮き指の状態は放っておくと、象足になってしまう可能性があります。
浮き指は、一見足の指が地面に着いているように見えますが、実は浮いているので、見つけにくい症状です。
そのため、隠れた足の現代病とも呼ばれています。
浮き指になってしまうと、ちゃんとした歩行が出来なくなり、下半身の筋肉が正しくつかなくなってしまいます。
それによって、足のリンパや老廃物の流れが低下することでむくみへとつながり、象足へと変化していくのです。
重度の象足になると、強い痛みで歩くことも困難になる危険性があります。
さらに、この浮き指は下半身のバランスが崩れることで、肩こりや腰痛の原因にもなるのだとか。
浮き指になってしまう主な原因としては遺伝的なものもありますが、サイズが合っていない靴を履いたり、ハイヒールを履くことで足のアーチがねじれてしまって指が浮いてしまうことが考えられます。
浮き指対策2つのポイント
桑原先生によると、浮き指対策として効果的なのがインソールを使用すること。
靴の中にインソールを敷くことで、崩れてしまった足のアーチを補助することができます。
市販のものでもOKですし、場合によっては専門医に作ってもらうこともオススメです。
また、浮き指対策に効果的な足指ムカデ運動にもチャレンジしてみましょう。
両足を平行にした状態で立ちましょう。
立った状態で足の指に力を入れて、足指をムカデのように動かして前に進みます。
ポイントは、足の指の関節を動かすことを意識すること。
足指力を鍛えることで指で地面を捕らえる力が強くなり、浮き指改善効果が期待できます。
また、ひどい外反母趾の方には効果があまりないとのことですので、この運動は控えてくださいね。
さいごに
今回は、3つの足裏健康チェックをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
私もよく足の不調に悩むタイプなので、かなり興味深々でした。
まずは、浮き指対策に取り掛かろうと思います…。
みなさんも、足の健康にも気をつけてみてくださいね!
スポンサーリンク