11月12日放送のTBS『サタデープラス』で紹介された、『ウォーキングで1日1万歩歩くと早死にする!?』について詳しくお伝えします!
今では国民的運動ともなっているウォーキング。
実際にしている人も多いかと思いますが、実はこのウォーキングの常識が今では間違いだったことが判明したんです。
今回番組では歩き方特集として、悪い歩き方が招く健康リスクと、このウォーキングの新常識が紹介されましたよ。
では、さっそく詳しく見ていきましょう!
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目次
1日1万歩は早死に・病気リスクを高める!
中之条の奇跡
日本のウォーキング人口は、3630万人とも言われています。
国民的スポーツ、ウォーキングに警鐘を鳴らしているのが、東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利先生。
去年出版された著書、やってはいけないウォーキングが大ベストセラーになっています。
歩けば歩くほど健康になるというこれまでの常識は間違いだと、青柳先生は断言します。
青柳先生は群馬県中之条町で65歳以上の町民5000人の生活調査を15年間に渡って実施し、その結果から分かった病気にならない歩き方は中之条の奇跡として世界が絶賛しています。
1日1万歩の健康リスクとは?
これまで、1日1万歩が歩数の目標として半ば常識として考えられてきましたが、実は1万歩には健康にリスクがあることが青柳先生の研究で判明しました。
この1日1万歩を続けると、貧血になったりすることもあるのだとか。
実は、私たちは足踏みをするたびに、足裏を通っている赤血球のヘモグロビンを破壊しています。
1万歩も歩けば、それだけ貧血のリスクが高まるのです。
実際、マラソンランナーの中には貧血で悩んでいる選手が多いのだそう。
健康リスクは貧血だけではありません。
普段から、血管内はその中を流れる様々な物質で傷つけられています。
若いうちは修復できますが、年齢を重ねるうちに修復力が衰えてしまうと、血管は自らを守ろうと硬くなります。
それが、動脈硬化となるんです。
理想的な歩数は1日8000歩
健康度が一番高い歩数は8000歩
青柳先生によると、歩数と病気予防には相関関係があるのだそう。
様々な病気を回避したいという人は、1日8000歩が理想的なのだとか。
しかも、その中に20分の早歩きが含まれているのがベストだと青柳先生は言います。
8000歩で健康効果は頭打ちになり、それ以上の歩数になってくると貧血や動脈硬化などのリスクが高まるので意味がないということになります。
早歩き20分が難しい人は“メッツ”に注目
歩数8000歩は出来るとしても、早歩き20分するほどの体力なんか残ってない…という人は、メッツを考慮してみましょう。
メッツとは、運動強度を表す単位のことです。
人間の安静時の運動強度を1メッツとすると、早歩きは3~4メッツになります。
この3~4メッツになる他の動きを合計で20分間になるように普段の生活の中に取り入れると、早歩き20分と同じ運動効果があるんです。
普段の生活でメッツを上げる方法とは
では、実際に生活の中で簡単にメッツ(運動強度)を上げる方法を見ていきましょう。
- 調理中につま先立ち
- 洗濯物を干すときにパンパンはたく
- スーパーの買い物はカートではなくカゴを持ち歩く
- 棚の上のものを取る動作
- 階段の上り下り
- ボウリング
- 風呂掃除
- ペットの散歩
これらのような小さな積み重ねで効率的にメッツを積み重ねていくようにしましょう。
合計で20分間実践できれば、早歩き20分と同じ健康効果をゲットすることが出来ますよ。
さいごに
ウォーキングの健康効果、理想的な歩数についてお話ししてきましたがいかがでしたか?
私は普段デスクワークなので、8000歩がなかなか難しいんですよね…。
飼い犬に協力してもらって、散歩コースを延長してみようかなと思います。
歩き方が招く健康リスクも意識しつつ、 みなさんも8000歩を目指して歩いてみてくださいね!
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