1月25日放送の日テレ『スッキリ!!』内のコーナー『週刊からだニュース』で紹介された、『ドライマウス 危険性とお手軽対策法』について詳しくお伝えします!
1年で最も湿度が低く、乾燥している季節がまさに今。
乾燥と言えば、肌荒れや乾燥肌が思い浮かびますよね。
もちろん、お肌の乾燥対策も大切ですが、近年注目されているのが、『口の中の乾燥』なんです。
つまり、ドライマウス。
この季節は口の中も、乾いた外気で唾液が蒸発してしまい、乾燥気味になってしまいます。
ドライマウス、どのようなことが原因でなってしまうのでしょうか?
対策方法も合わせて紹介されていましたので、さっそく詳しく見ていきましょう!
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目次
ドライマウスって何?
ドライマウスってそもそも何?
ドライマウスについて、詳しく解説してくださったのは、鶴見大学歯学部付属病院の斎藤一郎先生。
斎藤先生によると、ドライマウスは口の中の唾液量が減り、口の中が乾いてしまう病気のことだそう。
唾液は、口の奥にある3つの唾液腺と呼ばれる器官から分泌されます。
健康な成人は、1日で約1.5リットルもの唾液量にのぼるのだそう。
この唾液量が減ってしまうと、口の中が乾燥してしまうのです。
ドライマウスになると免疫力が低下!
実は、唾液には様々な働きがあります。
- 消化作用…食べ物の消化・分解
- 歯の再石灰化…歯の修復
- 自浄作用
- 抗菌作用
- 粘膜保護や臓器修復
これだけ多くの役割を担っている唾液がなくなってしまうのは、とても大変なことですよね。
斎藤先生によると、特に注目してほしいのが『抗菌作用』なのだそう。
唾液には、多くの抗菌物質が含まれており、病原菌の増殖を防ぐ働きをしてくれています。
しかし、ドライマウスが原因で唾液量が減ってしまうと、その働きが弱くなってしまうため、免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低くなってしまうと、みなさんもご存じのとおり、風邪などをひきやすくなってしまいますよね。
さらに、最悪の場合、肺炎などを引き起こす原因にもなりかねないんだとか。
また、ドライマウスになると食事や会話が難しくなったり、虫歯や口臭の原因にもなってしまいます。
ドライマウスは、ただの乾燥と見くびってはダメなようですね。
4人に1人がドライマウス!
斎藤先生によると、大体人口の25%、多く見積もって日本では3千万人の患者がいると考えられているのだそう。
つまり、4人に1人がドライマウスになっている可能性が高いことになります。
さらに、男女比で見てみると、女性の方が割合が圧倒的に多いようです。
また、中高年を中心に年々増加している傾向があります。
番組では、50人に調査したところ、このような結果に…
- 乾燥…27人
- やや乾燥…23人
- 正常…0人
この時期という理由もありますが、正常の人がゼロ!とは驚きですよね。
これは、自分もそうかも…とドキドキしてきました。
ドライマウスの原因はストレスと筋力低下!
ドライマウスは、いろいろな原因が複合的に絡み合って出る症状と言われいます。
中でも、ストレスと口周りの筋力の低下が、ドライマウスの原因として主なものだそうです。
ストレスでドライマウスに
現代人とは切っても切れない関係のストレス。
これも、ドライマウスの原因になるんです。
人間は、ストレスがある状態だと、唾液量をコントロールする自律神経がうまく機能しなくなってしまいます。
そのため、唾液の分泌量が減ってしまい、口の中が乾燥しがちになってしまうのです。
日常的にストレスを感じたり、ストレスが多い場合は、口の中の乾きも慢性的に。
その結果、ドライマウスになってしまうんですね。
筋力低下でドライマウスに
唾液は、筋肉の動きによって、唾液腺から口の中に押し出されます。
そのため、加齢による筋力の衰えはもちろん、若い人でも柔らかいものばかり食べている人は、口の周りの筋力が衰えがちに。
その結果、ドライマウスになってしまうんです。
ドライマウスのセルフチェック法!
なかなか自覚できないのがドライマウス。
自分の口の中がどれだけ乾いている状態か、下のチェックリストで調べてみましょう!
- 口の中がネバネバする
- 唾液が飲み込みにくい
- 口内炎ができやすい
- 唇にヒビが入る
- 夜に喉が渇いて起きることがある
- 口が乾いて会話がしにくい
いかがですか?
これらの項目のうち、1つでも当てはまると、ドライマウスの可能性が高いそう。
…私、2こ当てはまりました…。ひいいいい!
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ドライマウスを予防『イーウー体操』
では、ドライマウスにならないための対策方法を見ていきましょう!
ストレスは、みなさん各自で解決してもらうとして(笑)、口の周りの筋肉を鍛えてドライマウスを予防しましょう。
イーウー体操のやり方
鶴見大学歯学部の梁先生がおススメするのが、『イーウー体操』。
口の周りの筋肉を鍛えるのに、最も効果的な体操だそうですよ。
- 口を『イー』の形に。口角を斜め後ろに引き上げるようにする
- 口を『ウー』の形に。唇を前に突き出すようにする
- イーウーと、繰り返す
- 5回を1セット、1日に3セットする
このイーウー体操は、大げさなくらい口を動かすのがポイントです。
筋肉を鍛えると同時に、唾液腺も刺激されるため、体操中に唾液が出始めます。
家事の合間や、ちょっとした隙間時間にも行える手軽な体操ですね。
カラオケでドライマウス対策!
どうしてカラオケが効果的なの?
斎藤先生によると、歌を歌うのがドライマウス対策に非常に効果的なのだそう。
最近の研究でも結果が得られているのだとか!
歌を歌うという行為が、口の周りの筋肉を活性化してくれます。
また、カラオケはストレス発散にもいいですよね。
唾液分泌にカラオケは非常に有効だという、検証結果が得られているそうです。
ドライマウス対策におススメ曲ベスト3!
斎藤先生と、第一興商が共同で研究した、唾液量アップにおススメの曲ベスト3が発表されました!
なんか、面白いですね(笑)
- アゲハ蝶/ポルノグラフィティ…歌の最初から最後まで口を動かし続けるのが大きい刺激に
- promise/広瀬香美…テンポが速く、サビの部分の歌詞の多さが刺激に
- タッチ/岩崎良美…テンポが速いので、口の周りの筋肉が刺激されやすい
1位はポルノグラフィティのアゲハ蝶だそうです。
斎藤先生によると、カラオケは口先だけで歌うのではなく、表情もつけて歌うことで、口の周りの筋肉への刺激がアップするのだそう。
楽しみながら、ドライマウス対策をしましょう!
さいごに
いかがでしたか?
ドライマウス、自覚はあったものの、やはり私はドライマウスだと分かりました…。
さすがに、まだ舌はひび割れていませんが、今から予防対策していきたいと思いますよ!
まずは、イーウー体操とカラオケだー!
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