夏に向けて露出の増える時期がやってきましたね。久しぶりに薄着になったら、去年はなかった部分のお肉が気になる…という方も多いのではないでしょうか。
夏場はせっかくですから涼しげな格好をしたいものですが、腿やふくらはぎ、二の腕などがだらしなければおしゃれも台無しになってしまいます。
そこで今回は、夏に向けて今からでもすっきりとしたボディを目指すことのできるマッサージをご紹介します。特別な器具は必要ありません。パソコンの前で、テレビを観ながら、ちょっとした空き時間にできるマッサージばかりです。
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目次
マッサージで脂肪は消えない?
マッサージの方法をご紹介する前に、皆さんにご理解いただきたいのはマッサージで脂肪が分解されるわけではないという点です。見た目がすっきりすることは請け合いですが、それは脂肪が分解されるためではなく体の巡りがよくなるからです。
体の巡りがよくなるとは、血行の促進とリンパの流れの促進のふたつを指します。今回ご紹介するマッサージは、特に後者のリンパの流れを促進させるものです。
リンパとは、体中に血管のように張り巡らされている管のことです。中には血液ではなくリンパ液と呼ばれる液が流れており、体中の老廃物を集めて排出する役割を担っています。
血管の血液の流れが滞ると、血栓などと呼ばれて体調に明確な不良をきたします。しかし、このリンパ液は流れが滞ってもさほど大きな悪影響はありません。
だからこそ、つい見逃されがちなのです。しかし実際には、リンパの流れが滞ると体の老廃物が一箇所に溜まりその老廃物が水分を呼び込み、結果的にむくみの問題につながるのです。
むくみは軽度であれば健康には直接問題はありませんが、美容には大きな問題です。理由は簡単。むくんだ部分は、シンプルにそこが太く見えてしまうからです。
実際の体重よりも太って見えてしまう…これは避けたいところですよね。
むくみが解消されるだけで脂肪が分解されないなら、マッサージをする意味なんてない!と思った方もいるかもしれません。
しかし、人間は誰しも2リットル程度の余計な水分を体に蓄えていると言われています。つまり、むくみを改善するだけで2キロの減量が出来るかもしれない…というわけなんです。
むくみ解消のために知っておきたい リンパ管・リンパ節
全身を巡っているリンパ管は、体の特定にあるリンパ節という部分で一度集合します。このリンパ節は、リンパ液がリンパ管を通って集めてきた老廃物をまとめて排出させるための、いわば排水溝のようなもの。
全身のリンパマッサージを行う前に、このリンパ節をほぐしておくことが大切です。お風呂掃除を想像してみてください。お風呂をどれだけぴかぴかに磨いても、最後の排水溝が詰まっていては、汚れを落とした水が流れずにお風呂に汚れが残ってしまいますよね?
リンパマッサージを行う際には、必ずリンパ節をほぐすことを忘れずに行ってください。可能なら、マッサージの前と後に1度ずつリンパ節をほぐすのが理想的です。
リンパ節は、体のいたるところに存在しますが、主に皮膚の薄い部分に集まっていると考えると覚えやすいです。以下に重点的にほぐしたいリンパ節をまとめました。
脚のリンパ節
脚をマッサージする上で押さえておきたいリンパ節は、「太腿の付け根」と「ひざの裏」の2点です。脚を折り曲げたときに皺になる線の部分です。マッサージを行う際には、まず指先で太ももの付け根と膝の裏をぐりぐりと押しましょう。
腕のリンパ節
気になる二の腕をケアするための腕のマッサージをするときに押さえておきたいリンパ節は、脇と肘の裏の2点と、鎖骨です。鎖骨は全身のリンパが最終的に集まる重要なポイントです。
特に腕は鎖骨に近い場所ですから、マッサージの前後に鎖骨を解すと老廃物が体から排出されやすくなります。
これらのリンパ節は、マッサージを始めたばかりの頃は少し指で触れるだけでもかなり痛むことがあります。
マッサージを続けていくうちに徐々に痛みは少なくなっていきますから、不安になったり焦ったりする必要はありません。最初は我慢できる程度の強さで、優しくリンパ節をもみほぐしてあげましょう。
痛みを我慢して強くするのは絶対にやめてくださいね。あくまでも優しく…が基本です。
また、基本的にはリンパ節を指先で押し込むことを推奨していますが、ネイルなどで爪が長く伸びている方には難しいかもしれません。その場合は、手を軽く握り込み、指の第二関節でリンパ節を刺激するようにしてください。
外出先などで、ゆっくりとマッサージをする余裕がない場合は、このリンパ節をほぐすだけでもむくみが改善される場合があります。
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リンパ節をほぐしたら、いよいよマッサージ!
リンパ節をほぐし終わったら、いよいよマッサージに入りましょう。手順はいたってシンプルです。脚と腕にはそれぞれコツがありますので、簡単に方法を紹介します。
脚のマッサージ
両手を握り込み、指の第二関節を使って足首から膝、膝から腿へリンパ液を持ち上げるようにマッサージしましょう。できるだけ様々な角度からマッサージを行うとより効果的です。
ふくらはぎが張っている感じがする場合は、指の第二関節を使ったマッサージのあとに、手のひらでしっかりとふくらはぎを揉みこむとよいでしょう。
また、足(足首より下)が疲れていると感じる場合は、足の甲を同じような方法で軽くマッサージするのも効果的です。
腕のマッサージ
腕のマッサージは、マッサージをするのと反対の手の親指と人差し指の間を使って行います。手首から肘、肘から脇までを、親指と人差し指の間に挟むようにしてマッサージしてください。
こちらも様々な角度からマッサージを行うと効果的です。二の腕のふりそでが気になる方は、特に二の腕を重点的に行ってください。
腕のむくみがひどく感じられる場合は、先に紹介したリンパ節である脇と鎖骨の間を、指の腹や、指の第二関節で軽く押してあげるのも効果的です。
毎日のマッサージが億劫になってきたら…
むくみを解消して目指せ2キロ減!と思っていても、毎日忙しくてなかなか継続できない…なんて悩む女性も多いですよね。私自身もマッサージの時間が確保できない時もよくあります。
そんな時に活躍しているのが、着圧タイツ。就寝用や日中用などのタイツ・ストッキングをドラッグストアなどで見かけませんか?その着圧タイツを普段から習慣化しておき、時間が確保できた時はマッサージタイムを楽しむ…というのが続けられる秘訣かもしれません。
私自身は、普段のストッキング&タイツにはキュットスリム!を使用しています。日中のむくみ対策としてはもちろん、勝負の日の細見えストッキングとしても優秀なんで、ついついリピート購入してしまっています^^;
レビュー記事も掲載していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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マッサージは続けることで更に効果的に
今回紹介したマッサージは、比較的即効性のあるものです。丁寧に行えば腕脚の疲れをとることができますし、片方のマッサージを終えた状態で両方の腕、脚を見比べてもらえば、明らかに細くなっているのがお分かりいただけると思います。
しかし、一度流したリンパはまたすぐに滞ってしまいます。リンパの滞りを完全になくすには、マッサージをこまめに続けることが重要です。
むくみのない、すっきりとした体を得るためにも、ちょっとしたタイミングを見付けてマッサージを続けてくださいね。
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